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冬至の日に易占いを立てる「冬至占(とうじせん)」について その一

 毎年、冬至の日がやって来ると、易経や易占いを学んでいる人々は、来年の「自分の運勢」や「社会情勢」などに関して「易占い」を立てることを慣例としており、これを「冬至占」と称している。なぜ、易経や易占いを学んでいる人々が「冬至占」を立てるようになったのか、その経緯と意義を説明する。

 そもそも、易経や易占いについて、ほとんどの人々がきちんと理解していないと思われるので、簡単に説明してみたい。易占いは東洋最古の古典である易経(いわゆる古代中国発祥(はつしよう)の四(し)書(しよ)五(ご)経(きよう)の筆頭に易経が置かれている)をベースにした占いである。易経の歴史は五千年前にまで遡ることができる。古代中国の神話に登場する「伏羲(ふつき)」という半(はん)神(しん)半(はん)人(じん)が易経の基本となる八卦(はつけ)を体系化したと伝えられている。占いを立てるときに、「当たるも八卦(はつけ)当たらぬも八卦」と言うのは、数々ある東洋の占いが易経をベースにしていることを物語っている。そもそも、易経が体系化された理由は、古代中国社会の為政者であり、半(はん)神(しん)半(はん)人(じん)で神の血を受け継いでいた「伏羲(ふつき)」が、天上の神々からのメッセージを民衆に伝えるための手法を開発するためであった。

 易経に書かれている様々なメッセージ(このメッセージを占いとして読み取る)は八卦を二つ重ねて六十四の形(これを六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)と云う)に発展させた「時の物語」に記されている。この六十四卦には「大きな時の物語」と六つの「小さな時の物語」が記されている。易占いとは、六十四卦の中から一つの卦を選び出して「大きな時の物語」を読み取り、さらにその卦に記されている六つの「小さな物語」から一つの物語を選び出して、それを「大きな時の物語」と重ね合わせて占いの答えとして読み取るのである。それゆえ、占いを立てる前に何を占うのか(自分の運勢や社会情勢など)をはっきりさせておく必要がある。



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