サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

コイン占い(易経・易占い)入門 抜粋版 風澤中孚・雷山小過

令和四年三月吉日、コイン占い(易経・易占い)入門(初心者からベテランまで対応)という電子書籍とペーパーバック(紙の書籍)をAmazonで出版しました。
その内容を抜粋してHPで紹介していきます。

白倉の著作は白倉文庫というレーベルでAmazon・Kindleから出版・販売しています。Amazonでお求めください。

六一 風(ふう)澤(たく)中(ちゆう)孚(ふ) ||・ ・|| 何事も真心が大事
   ロイ(六一)ヤルな真心「風(ふう)澤(たく)中(ちゆう)孚(ふ)」 互卦 二七山雷頤
※何事も真心で中(あた)れば、幸運を招き寄せて、困難に対処できる時である。
 私心のない真心には誰もが感動する。幸運を招き寄せ困難に対処できる。
 リーダー⑤と部下が和合一致して真心が社会に満ち溢れ国は善くなる。
 君子は刑罰をできるだけ寛大にして罪人でもその天命を貴び尊重する。
 私利私欲を捨て去った「真心」には誰もが感動する。
 何事も「真心」で中れば、困難に適切に対応できるし、幸運を招き寄せることができる。
 善人は益々善人となり、悪人は益々悪人となる時である。
 至誠の気持ちで神仏に感化される時でもある。
 自分から誠実な気持ちで相手に接すれば、相手も誠実な心で対応してくれる。
 言行を慎んで人から信用される人間になるべきである。
 思いやりのある人が共同して事を成す時でもある。
 トップ⑤と部下が和合一致して真心が社会に満ち溢れれば国家安泰である。
 君子は刑罰を寛大にして罪人の天命でも貴び尊重する。
〇自分から誠実に相手と接すれば、相手も誠実に接してくれる。この卦はお互いに感じて信じる時だから、善人は善人に感じ、不善人は不善人に感じる。それぞれ、価値観を同じくする人を友だちとする。それゆえ、善人は益々善人となり、不善人は益々不善人となる。
○卦全体は風、二爻の鶴は夜半、上爻の鶏(にわとり)は晨(あした)(夜明け・早朝)である。以上の形から、中孚は至誠の気持ちで神仏に感化される時。善き心で進めば神仏に感化される。
○自分に真心があれば、相手も真心で応じる。それぞれのことを信用・信頼できる時。
○自分から話しかければ、相手は肯いて了解する。相手から話しかけられれば、自分は肯いて了解する(お互い了解する)時である。
○他の卦が変じて中孚の時に移行する場合は宜しい。中孚が変じて他の卦に移行する場合は、宜しくない時である。
○外面は剛(つよ)く、内面は柔らかいことが求められる。言行を慎んで人から信用されるように心がけるべきである。
○誠実であるべき時である。○親和すべき時である。 ○自分も相手も共に喜ぶ。
○会議は成功する。 ○仁(思いやりがある)人が共同して事を為す時である。
○色情に左右される時。 ○船に乗る時。
○喜んで人に順う時。 ○他人を救出する時。
○お金を集めて事業を実施するのに適した時。誠実な心で取り組むべきである。事前に障害を予測して防止策を講じておくことが求められる。
○商売に宜しい時である。 ○物価は最初下がって、その後は上昇する。
○落とし物は誰かが保存してくれている。

六二 雷(らい)山(ざん)小(しよう)過(か) ・・| |・・ 小人が過ぎれば凶
   ロクニ(六二)できない「雷(らい)山(ざん)小(しよう)過(か)」 互卦 二八澤風大過
※何事も少々過ぎる程度がよい時。大きく過ぎては駄目、ほどほどにすべきである。
 動く(震)にしても止まる(艮)にしても、少々過ぎる程度がよい。大きく過ぎるのは駄目。ほどほどにすべき時である。
 傲岸不遜は駄目。謙遜・謙譲して控え目にすれば大いなる幸福を得る。
 君子は媚び諂うことなく、少々過ぎる程度に抑えるので宜しきを得る。
 動く(上卦震)にしても、止まる(下卦艮)にしても、少々過ぎる程度がよい時である。
 何事も少々過ぎる程度に抑えるべきである。大きく過ぎるのはよくない。
 ほどほどに抑えることが求められる。傲慢に進めば、人から嫌われて災難を招き寄せる。
 恭しい態度で謙遜して進めば、人から愛されて幸福を招き寄せる。
 人から依頼されたことが原因で災害が発生することがある。
 依頼に応じなければ事なきを得られる。
 小事は成し遂げられるが、大事は成し遂げられない時である。
 進退が自由にならない時である。媚び諂うことなく、少々過ぎる程度に抑えよう。
〇傲慢に進む時は人から嫌われて災難を招き寄せる。恭しい態度で謙遜して進む時は人から愛されて幸福を招き寄せる。
○人から依頼されたことが原因となって、災害が発生することがある。依頼を断って応じなければ、咎なきを得られる。
○お客様の権威が大きくて、主人の権威はほとんどない時である。
○自分は止まって動かないが、相手は動いて止まらない時である。
○過失を犯す時。 ○自分と相手が背き合って離れ離れになる時。
○相手が行おうとすることを、自分が制止する時である。
○親しみ和合できない時である。
○小事は成し遂げられるが、大事は成し遂げられない。
○網の中にいる魚のように、進退が自由にならない。退いて今の立場を守って時が至るのを待つべきである。小事は可だが、大事は失敗する。
○拙い企画は苦労を招くだけ。正しい道を歩むべきである。動きすぎることを自戒すべきである。
○急に思い立つ事があるが、時が経つとどうでもよくなる。
○船が停止する時。進まない方が良い。何かを始めてはならない。
○小人に羽が生えて善からぬ事をしようとする。
○背中合わせの時なので、夫婦関係は和合しない。
○鳥でも飛んではならない。上に進めば問題を起こす時である。
○家を追い出される時。 ○男女関係が盛んな時。
○物価は始めは下がるが後に上昇する。

モバイルバージョンを終了