目次
十月二日 木曜日 四十七.澤水困☱☵九二
四時に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「小泉進次郎さんに対するステマ疑惑等文春砲を国民はどのように受け取っているか」を占筮したところ澤水困☱☵九二が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○困(こん)は亨(とお)る。貞(てい)。大人は吉。咎(とが)无(な)し。言ふ有れども信ぜられず。
困は命がけで困難に対処する時。澤(上卦兌)から水(下卦坎)が溢れて出て乾(ひ)涸(から)らびてしまった状態。困難に悲観して意気消沈することなく泰然と自得して、正しい道(道德)を固く(命がけで)守るがよい。大人(九二と九五)ならば困難を脱して幸運を招き寄せる。過失は犯さないし誰からも咎められない。困難の真っ直中にある時は命がけで考え行動することが求められる。言葉で何を言っても誰も信用してくれない。黙々と行動して道德(仁)を養うことが肝要である。
マロンだニャン。澤水困☱☵は「言葉で何を言っても誰も信用してくれない」時、文春砲について進次郎さんがいくら言い訳しても誰も信用していない。卦辞・彖辞には「命がけで困難に対処する時」とあるが、進次郎さんの対応は命がけで対処しているとは思えない。よって、文春砲を国民は厳しく受けとめているに違いないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤(さわ)に水无(な)きは困なり。君子以て命(めい)を致(いた)し志を遂(と)ぐ。
澤の水が枯(こ)渇(かつ)してした。君子(立派な人)はこの形に見習って、己の生死を超越して(命がけの覚悟で)己の天命(志)を成し遂げる。
☆水が澤から溢れて下に漏れ澤が枯渇するように、困難が窮まり苦労に苦労を重ね色々なモノが欠乏する時である。困難に遭遇して知識に頼って弁舌で困難を乗り越えようとすれば、さらに困難が窮まる時である。
みかんだニャン。大象伝には「澤の水が枯(こ)渇(かつ)してした」とある。文春砲によって化けの皮が剝がれた進次郎さんの支持率は急速に低下しているにゃん。高島嘉右衛門の占断には「困難が窮まり苦労に苦労を重ね色々なモノが欠乏する時」とある。文集砲によって追い詰められた進次郎さんの姿だ。よって、国民の進次郎さんに対する支持は著しく低下している。このような状況で進次郎さんが総裁になったら、自民党は終わりだニャン。
※第二段階の「小さな物語」泰然と構えて時が至るのを待つ
○九二。酒(しゆ)食(しよく)に困(くる)しむ。朱(しゆ)紱(ふつ)方(まさ)に來(きた)らんとす。用(もつ)て亨(きよう)祀(し)するに利(よろ)し。往くは凶。咎无し。 剛健にして時に適合する能力を具えている君子(立派な人)の貴方は、初六と六三の小人に揜(おお)われて九五(トップ)に任用されない。萬民に酒食の喜び(安寧)を施(ほどこ)せずに困しんでいる。泰然と構えて(焦らずにゆったりと酒食を頂きながら)時が至るのを待てば、九五(トップ)が迎えに来て任用されるであろう。祖先の神(しん)霊(れい)をお祭りするように、至誠の心でトップに仕えるがよい。九五(トップ)が迎えに来る前に自分から出向いてはならない。だが、道義にさえ適(かな)っていれば、自分から出向いたとしても、咎められない。
☆困窮の中に居てよく忍耐すれば、やがては困窮を脱出するチャンスが到来する。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
澤水困☱☵九二は「泰然と構えて時が至るのを待つ」だが、小人の進次郎さんにはできない対応だ。爻辞には「九五(トップ)が迎えに来る前に自分から出向いてはならない」とある。日本は民主主義だから「九五(トップ)」とは国民である。よって国民の支持がない時に総裁選に出てはならないという意味になる。今は文春砲によって支持が急激に堕ちているので総裁選は辞退すべきだ。辞退しなければ、国民の支持は益々低下して今後総裁を狙うこともできなくなるだろう。高島嘉右衛門の占断には「忍耐すれば、やがて困窮を脱出するチャンスが到来する」とあるが、進次郎さんは小人なので忍耐することができない。よって総裁になるチャンスを自らつぶしてしまう。