目次
九月三十日 火曜日 六十四.火水未済☲☵九二
三時に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「改めて自民党総裁選において高市早苗さんは総裁になれるか?」を占筮したところ火水未済☲☵九二が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○未(び)濟(せい)は亨る。小(しよう)狐(こ)汔(ほとん)ど濟(わた)らんとし、其(その)尾(お)を濡(ぬ)らす。利しき攸(ところ)无(な)し。
未濟は上卦離(火は上り)と下卦坎(水は下る)が交わらない未完成の時である。だが、各爻が一丸となって柔順にして時に適合する能力を具えている六五(トップ)を輔佐する。すなわち、未完成から完成の時に一丸となって向かって行く。しかし、今は未完成の時。子狐が蛮勇を奮って川を渡ろうとしても、途中で疲れてしまい尻尾を濡らして引き返してくる。子狐が慎み深さを失い、適切な対処(各爻が一丸となって六五のトップを補佐すること)を怠れば、何事もうまく行かない。
マロンだニャン。火水未済☲☵は「完成から未完成に移行した時」だニャン。卦辞・彖辞には「未完成から完成の時に一丸となって向かって行く」とあるニャン。まさしく今、自民党総裁選で目指すべき方向(未完成でおかしくなった政治から脱皮してまともで完成された政治を目指すという意味)だニャン。その流れで捉えれば、今回の総裁選の候補者の中で唯一該当するのは高市早苗さんしかいないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、火、水の上に在るは、未(び)濟(せい)なり。君子以て愼(つつし)みて物を辨(べん)じ方(ほう)に居(お)く。
火(上卦離)が水(下卦坎)の上に在って交わらない。慎んで物事の性質や特徴、人々の性格や能力を把握し弁別して在るべき所に在るべきものを(適材適所)配置する。
☆最初は考えがまとまらず何も決定できない。徐々に考えがまとまるようになって決定できるようになり、視界が開けていく。
みかんだニャン。大象伝には「在るべき所に在るべきものを(適材適所)配置する」とあるニャン。総裁になるべき人がなれない今の状況を脱皮すべく、総裁になるべき高市早苗さんが総裁になるというメッセージだニャン。高島嘉右衛門の占断に「徐々に考えがまとまるようになって決定できるようになり、視界が開けていく」とあるのも、そのことを裏付けているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第二段階の「小さな物語」時機を窺い静かに待っている
○九二。其(その)輪(わ)を曳(ひ)く。貞にして吉。
賢い部下の貴方は剛健にして中庸の德を具えている。応じる六五(トップ)に重用されるが、時に適切に対処することを心得(中庸の德を具え)ているため、進もうとしかねない車の両輪を引き戻して進むべき時機を窺い静かに待っている。正しい道(各爻が一丸となって六五の天子を補佐すること)を歩めば、やがては、未完成から完成の時に向かって行く。
☆何事も急いで進めれば災難を招き寄せる。よく自制して慎重に進めれば、正しい結果を招き寄せることができる。深い思慮と見識のある人が時が至るのを待っている。
火水未済☲☵九二は「時機を窺い静かに待っている」時である。爻辞に「貴方は剛健にして中庸の德を具えている。応じる六五(トップ)に重用されるが、時に適切に対処することを心得(中庸の德を具え)ている」とある。これまで自重してきた高市早苗さんがいよいよ出るべき時がきたという意味であろう。高島嘉右衛門の占断には「深い思慮と見識のある人が時が至るのを待っている」とあるのも、それを裏付けている。以上のことから今回の総裁選において高市早苗さんが総裁になる可能性は高い。