・九月十九日 金曜日 三十九.水山蹇☵☶九三
四時に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「自民党総裁選が行われてようとしている中で、国民は国民民主党をどのように評価しているか」を占筮したところ水山蹇☵☶九三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○蹇(けん)は、西南に利しく、東北に利しからず。大人を見るに利し。貞にして吉。
蹇は前方(上卦)に険阻艱難(坎水☵)が待ち構えている時に処する(下卦艮☶の止まる)道を説いている。西南の方位に行くが宜しい。或いは西南は坤(地)の方角なので、険阻艱難な時は無闇に動かず、平らな大地に止まって時に順うべきだと解釈することもできる。東北の方位に行くのは宜しくない。或いは東北は艮(山)の方角であり、山は険阻艱難の象徴なので険阻艱難な時は険阻艱難に立ち向かってはいけないと解釈することもできる。以上の解釈から、険阻艱難な時は、険阻艱難な山に登ろうとせずに平らな大地に止まって、偉大な人物を見習うが宜しい。偉大な人物に見習えば険阻艱難な時に対処する道が見えてくる。偉大な人物を見習って正しい道(道德)を固く守れば、険阻艱難な時を乗り越えることができる。
マロンだニャン。水山蹇☵☶は「平らな大地に止まって時に順うべき」時だニャン。卦辞・彖辞には「西南に利しく、東北に利しからず」とあるニャン。西南は玉木党首の地元香川を中心とした西日本一帯のことだニャン。東北は東京を中心とした東日本一帯のことだニャン。ということは、国民民主党は西日本では評価されているが、東日本ではあまり評価されていないと考えられるニャン
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、山の上に水有るは蹇なり。君子以て身に反(かえ)りて德を脩(おさ)む。
険しい山(艮)と渉り難い大川と落とし穴(坎)が重なる険阻艱難な時である。立派な人は、自分の身(言行)を省みて(反省して改善し無駄を省略して)德(仁義礼智信)を磨き(仁の人を目指し)、時が訪れるのをじっと待つ。
☆底なし沼に陥ってしまったように進退に窮する時。何事も進み行けば強運を招く。止まるべし。急いで事を成そうとしてはならない。災難を招き寄せるだけである。
みかんだニャン。大象伝には「立派な人は、自分の身(言行)を省みて(反省して改善し無駄を省略して)德(仁義礼智信)を磨き(仁の人を目指し)、時が訪れるのをじっと待つ」とあるニャン。玉木党首がしっかりしていれば多くの国民に支持されるだろうニャン。高島嘉右衛門の占断に「急いで事を成そうとしてはならない」とあるにゃん。玉木党首はコツコツ人格を磨いていくことが求められているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第三段階の「小さな物語」無闇に進み行けば、どつぼに嵌(はま)る
○九三。往(ゆ)けば蹇(なやみ)み、來(きた)れば反(かえ)る。
陽剛だが、やり過ぎる性質の貴方は落とし穴に陥っている。無闇に進み行けば険(けん)阻(そ)艱(かん)難(なん)のどつぼに嵌(はま)る。止(とど)まって下二陰(六二と初六)と親しめば、安んずる所を得る。
☆積極的に困難に立ち向かえば裏目に出て、困難が困難を招き寄せて困窮する。足元を固めて前に進まずコツコツと本業に徹することが肝要である。
水山蹇☵☶九三は「無闇に進み行けば、どつぼに嵌(はま)る」時。玉木党首が調子に乗って失言しないように気をつけるべき。爻辞に「やり過ぎる性質の貴方は落とし穴に陥っている」とあるので、ますます気をつけなければなるまい。高島嘉右衛門の占断に「前に進まずコツコツと本業に徹することが肝要である」とあることを肝に銘じてほしい。