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ネコちゃん占い師の占筮日記245

・九月三日 水曜日 三十七.風火家人☴☲初九
 四時一寸前に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「国民は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
 本日は「昨日(九月二日)行われた自民党両院議員総会を経た後の政局」を占筮したところ風火家人☴☲初九が出た。
 ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○家(か)人(じん)は、女(じよ)の貞(ただ)しきに利(よろ)し。
 家人は治(ち)国(こく)平(へい)天(てん)下(か)(国が治まり平和な社会になる)の本(もと)たる齊(せい)家(か)の道(齊家とは家庭円満のこと・上卦巽の長女に下卦離の中女が虚心坦懐に順っているから家庭は円満となる)を説(と)いている。家(家庭や自治会・学校・職場など身近な組織)を齊(ととの)えるには、一家の主人が男の道(陽の役割を全うすること)で正しく家人を導くことは基(もと)より、婦人が率先して女の道(陰の役割を全うすること)を固く守ることが肝(かん)要(よう)である。
 マロンだニャン。風火家人☴☲は「一家の主人が男の道(陽の役割を全うすること)で正しく家人を導く」時だニャン。卦辞・彖辞に「女(じよ)の貞(ただ)しきに利(よろ)し」とあるが、「女」とは石破総理を支えている執行部と考えることができるニャン。すなわち、「女(じよ)の貞(ただ)しきに利(よろ)し」とは石破総理を支える執行部(特に辞意を表明した森山幹事長)の言行が正しければ治まるところに治まると解釈することができるニャン。
 みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、風(かぜ)、火より出(い)づるは家人なり。君子以(もつ)て言(げん)物(もの)有(あ)り、而(しか)して行(おこない)恆(つね)有(あ)り。
 コンロ(下)に火を付けるから熱風が鍋(上)に伝わり水が沸騰して調理ができる。
 自ら(内・下)を修める(修身)べく言葉は至(し)誠(せい)を貫き、行いは久しく恆(つね)を守って、社会(外・上)に善き影響を及ぼすこと(斉家・治国・平天下)を志す。
☆夫(陽的存在)は明智・明徳を具えており、妻(陰的存在)は夫(陽的存在)に従う。家族(組織内の人々)なかむつまじく、家事(組織内の運営)はスムーズに運び、心安らかな時である。
 みかんだニャン。大象伝に「風(かぜ)、火より出(い)づる」とあるニャン。火(総裁選の前倒しに向けての動向)によっては、風が吹き荒れる(政局になる)と解釈できるニャン。高島嘉右衛門の占断に「夫(陽的存在)は明智・明徳を具え」ているとあるが、残念ながら夫である石破総理が明智・明徳を具えているとは言い難いニャン。よって、妻(自民党の議員)は従わずに、自民党内から政局が起こる(自民党議員の過半数が総裁選の前倒しに賛成して総裁が変わる。または、それを察した石破総理がヤケクソになって解散総選挙に雪崩れ込む)可能性があるニャン。
 わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」言行共に誠を貫くことから始める
○初九。有(ゆう)家(か)を閑(ふせ)ぐ。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。
 貴方は明德(下卦離)を具えて、家(家庭や自治会・学校・職場など身近な組織から市町村・都道府県・国家に至る組織)を治める時の最初の段階に居る。家(家庭や自治会・学校・職場など身近な組織から市町村・都道府県・国家に至る組織)を治める最初の段階に中(あた)り邪(じや)を閑(ふせ)ぐ(言行共に誠を貫く)ことから始める。後悔することはない。
☆目的を一つに定め家族(組織の構成員)が協力し、規律を定めてキチンと守れば、家庭(組織)は隆盛に向かって行く。
 風火家人☴☲初九は「言行共に誠を貫く」時だが、今の自民党(特に執行部)には出来ない話である。爻辞には「邪(じや)を閑(ふせ)ぐことから始める」とある。「邪(じや)を閑(ふせ)ぐ」とは石破総裁を辞任に追い込む(総裁選を前倒しする)ことである。それができれば、「後悔することはない」。すなわち政局には発展しない。これに失敗すれば(総裁選の前倒しを察した石破総理がヤケクソで解散すれば)政局に発展する。高島嘉右衛門の占断からも同じことが予測できる。

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