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ネコちゃん占い師の占筮日記242

・八月三十一日 日曜日  十一.地天泰☷☰上六
 三時半に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参政党支持者は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
 本日は「いったい衆議院選挙はいつ頃行われるか2」を占筮したところ地天泰☷☰上六が出た。
 ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○泰(たい)は、小(しよう)往(ゆ)き大(だい)來(きた)る。吉にして亨る。
 泰は小(上卦坤の陰)が下(か)降(こう)し、大(下卦乾の陽)が上昇して、上下陰陽大いに交(まじ)わる。それゆえ、何事も調和して幸運を招き寄せる。何をやってもうまく行く。
 マロンだニャン。地天泰☷☰は「安定している」時だニャン。「安定している」ということは「変化がない」ということなので、しばらくは衆議院選挙は行われないと考えられるニャン。しかし、卦辞・彖辞の「小(しよう)往(ゆ)き大(だい)來(きた)る」とは上卦坤☷が下降して、下卦乾が上昇して、大いに交わることだから、上卦の与党が下降して、下卦の野党が上昇するように与野党交わる。すなわち衆議院選挙が行われるとも解釈できるニャン。以上のことから選挙がないともあるとも解釈できるので、何時頃行われるかはわからないが、昨日出た天地否☰☷と同じく地天泰☷☰も陰陽消長卦だから、季節の循環に当て嵌めることができる。地天泰☷☰上六は三月十五日から十九日に当て嵌まるので、衆議院選挙は今年は行われず、来年の春に行われると考えることもできるニャン。
 みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天地交わるは泰なり。后(きみ)以て天地の道を財(ざい)成(せい)し、天地の宜(ぎ)を輔(ほ)相(しよう)し、以(もつ)て民(たみ)を左右(たす)く。
 天地交わり大いに和合する。天地の道を踏み外さないように民を思いやる政治を行う。萬(ばん)民(みん)に寄り添うように組織を治める。
☆正(まさ)しく「泰(たい)」の時。万事安泰、通達しないことはない。だが、安泰の時もやがて極まれば、万事閉塞する「否」の時がやって来る。天の運行は循環して休まない。この時に中って、何か事を成し遂げようとしないようでは、後悔してもしきれない。
 みかんだニャン。大象伝に「天地の道を踏み外さないように民を思いやる政治を行う」とあるニャン。今の石破政権は天地の道を踏み外しているから「民を思いやる政治を行う」ために衆議院選挙が行われると考えることができるニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「安泰の時もやがて極まれば、万事閉塞する『否』の時がやって来る」とあるので、今年中に「泰」の時が「否」の時に移行して衆議院選挙が行われるとも考えられるニャン。
 わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」泰平の時は終焉しようとしている。
○上六。城(しろ)隍(ほり)に復(かえ)る。師(いくさ)を用(もち)ふる勿(なか)れ。邑(ゆう)より命(めい)を告(つ)ぐ。貞(てい)なるも吝(りん)。
 泰が否に移行する時。堀を掘削して築き上げた城壁が崩れ落ちて堀が平地に復るように泰平の時は終焉しようとしている。
 トップと部下の情が交わらず、民心が離反した時に武力を用いてはならない。最早動乱を鎮撫することはできない。天下に命令を発しても無駄である。組織内で命令を発する他ない。命令が如何に正しくても、天下泰平を保つことができなかったのである。指導者としては恥ずかしいことである。
☆家庭や事業(組織)が転覆する予兆が現象として現れる時。できるだけ慎むように心がけて、事を為そうとしてはならない。安泰の時が窮まって閉塞の時に移行し始めた時。
 地天泰☷☰上六は「泰平の時が終焉しようとしている」時。すなわち長年政権の座に就いていた自公民がいよいよ政権から追われる時である。爻辞に「築き上げた城壁が崩れ落ちて堀が平地に復るように泰平の時は終焉しようとしている」とあるので一ヶ月以内(上六の期間を一ヶ月と考える)に衆議院選挙が決まるかもしれない。高島嘉右衛門の占断に「組織が転覆する予兆が現象として現れる時」とあるのもそれを裏付けている。

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