・八月三十日 土曜日 十二.天地否☰☷六三
四時半に起床と寝坊してしまった。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参政党支持者は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「いったい衆議院選挙はいつ頃行われるか」を占筮したところ天地否☰☷六三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○之(これ)を否(ふさ)ぐは人に匪(あら)ず。君子の貞(てい)に利(よろ)しからず。大往(ゆ)き小來(きた)る。
否は上下交わることなく閉塞する時。あらゆる事象が閉塞する否の時は人の道に反することが横行闊歩する。君子(立派な人)が正しい道を固く守っても衰運の真っ只中に在るので、閉塞状態をどうすることもできない。天(君主・トップ)は上(外)に在り、地(臣下・臣民・民・部下)は下(内)に在る。天地陰陽(上下君臣・上司と部下・夫婦・親子等あらゆる関係)交わることなくあらゆる事象が閉(へい)塞(そく)するのである。
マロンだニャン。天地否☰☷は六十四卦中もっとも閉塞する時だニャン。まさに今の日本の政治状況を示しているニャン。「之(これ)を否(ふさ)ぐは人に匪(あら)ず」とは、いまの閉塞状況を招いているのは責任を取らない石破総理だニャン。何としても総理の座を維持したい石破総理は今の閉塞状況を突破するために何時衆議院解散に踏み込んでも不思議はないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天地交わらざるは否(ひ)なり。君子以(もつ)て德を儉(つづまやか)にし難(なん)を辟(さ)け、榮(えい)するに祿(ろく)を以(もつ)てす可(べ)からず。
天地陰陽交わらず萬(ばん)物(ぶつ)は閉(へい)塞(そく)し、小人が跋(ばつ)扈(こ)して、世の中が乱れ崩壊に向っていく。このような時は、己の道德才能を上手に包み隠して、小人が招き寄せる災難に近付いてはならない。君子は富や名誉で誘惑されてはならないのである。
☆君子が志を実現できない時。才能を隠して表舞台から退き、正しい道を守ることが肝要である。物事が大きく塞がり衰運甚だしい時。慎むべきである。陰陽消長の循環の中で陰が長じて小人が跋扈する時。万事閉塞して、志を失いかねない時。家族の円満や組織の調和が維持できない。
みかんだニャン。大象伝には「萬(ばん)物(ぶつ)は閉(へい)塞(そく)し、小人が跋(ばつ)扈(こ)して、世の中が乱れ崩壊に向っていく」とあるニャン。マロンちゃんが言うとおり、まさに今の日本の政治状況を示しているニャン。また、高島嘉右衛門の占断にも「陰が長じて小人が跋扈する時」とあり、今の日本の政治状況を示しているニャン。以上のことから、マロンちゃんが占断したとおり、何時を衆議院解散してもおかしくないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第三段階の「小さな物語」悪の道を妄進する
○六三。羞(はじ)を包(つつ)む。
貴方は才德乏しく悪の道を妄進する非(ひ)道(どう)の小人である。世の中が乱れ崩壊に向っていく否中の否は去ったが、悪の道に耽溺して、いつも心の中で悪事を企んでいる。
否の時(衰運)の今は威勢がよくても、泰の時(盛運)が到来すれば追放される。今の貴方にできることは自分の不善を恥じて悪事を蔽(おお)い隠すことしかない。
☆悪事を進める時である。小人が時間を持て余して悪事を働く時。自分の罪悪を覆い隠そうとする。
天地否☰☷六三は「悪の道を妄進する」時である。爻辞に「悪の道に耽溺して、いつも心の中で悪事を企んでいる」とある。翻訳すると「総理の座に固執して総裁選が行われる前に解散総選挙に踏み込むことを考えている」となる。高島嘉右衛門の占断は「自分の罪悪を覆い隠そうとする」とある。以上のことから、石破総理は総裁選が開かれる前に解散総選挙を行うことになるだろう。また、天地否☰☷六三は一年間の循環を現す陰陽消長卦で、九月二日から六日に中る。よって、その期間中に解散総選挙を宣言して十月に選挙を実施すると予測できる。