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ネコちゃん占い師の占筮日記235

・八月二十四日 日曜日 十九.地澤臨☷☱六三
 三時前に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参政党支持者は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
 本日は「今の政治状況を国民はどう感じているのか2」を占筮したところ地澤臨☷☱六三が出た。
 ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○臨は、元(おおい)に亨(とお)る。貞(ただ)しきに利し。八月に至りて、凶有り。
 臨は上(上卦坤☷)が下(下卦兌☱)に臨(のぞ)む時。権威を有する上の者が下の者に和らぎ悦び(下卦兌)柔順(上卦坤)に臨むから、何事もすらすら通る。正しい道(初九・九二を抜擢して任せる)を固く守るがよい。陽剛君子の勢いが盛んに伸びて、やがて天下泰平(二地天泰)となるが、泰平を極めれば、小(しよう)人(じん)の勢いが増長(三澤天夬→四乾為天→五天風姤→六天山遯→七天地否→八風地觀と陰陽消長)することを踏まえて無理をしてはならない。
 マロンだニャン。地澤臨☷☱は本来大盛運だが、卦辞・彖辞には「八月に至りて、凶有り」とあるニャン。七月二十日投票日の参議院選挙に敗れた石破総理は本来負けが確定した時点で辞任すべきだったニャン。それをズルズル引き延ばして最早八月の下旬となり、一週間経過すれば九月になるニャン。「一体いつまで続けるのか!」とほとんどの国民は怒っている。怒りを通り越して呆れ果てているニャン。それゆえ「八月に至りて、凶有り」とあるニャン。
 みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤(さわ)の上に地(ち)有るは臨なり。君子以(もつ)て教え思うこと窮(きわ)まり无(な)く、民(たみ)を容(い)れ保(やす)んずること疆(かぎ)り无(な)し。
 澤(兌)の上に大地(坤)が在る。地下水(大地・坤の下の澤・兌)が涸(か)れないように、民(たみ)を教え導き、思いやること窮(きわ)まりなく、民を包容して安んずること限りない。
☆人気を得られる時。謹慎して盛運が崩れないように熟慮し、鄭重に進めば吉の道を歩むことができる。自分の方向性を定めて誠の心と篤実さを貫けば何事もすらすら通じて成就する。
 みかんだニャン。大象伝には「澤(さわ)の上に地(ち)有る」とあるニャン。澤を政治、地を国民とするニャン。国民は澤の水を飲みたい(普通の生活がしたい)と願っているが、地の下に潜り込んで飲むことができない。すなわち国民は生活に困窮しているニャン。高島嘉右衛門の占断には「誠の心と篤実さを貫けば何事もすらすら通じて成就する」とあるが、選挙の責任を取らずにズルズル引き延ばしている石破総理の態度はけしからん!それゆえ、何事もすらすら通じて成就するはずがないニャン。自民党は崩壊に向かっているニャン。
 わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
第三段階の「小さな物語」媚(こ)び諂(へつら)って人の上に立つ
○六三。甘(かん)臨(りん)す。利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し。既(すで)に之(これ)を憂(うれ)うれば咎(とが)无(な)し。
 貴方は才能と人德が乏しいのに邪(よこしま)な志(野心・野望)を抱いて下卦兌(だ)の最上に居る。巧(たく)みに人を悦ばせる言葉や物腰柔らかな態度(下卦兌の主爻)で下々に臨(のぞ)み、媚(こ)び諂(へつら)って人の上に立つ。それゆえ、何をやっても失敗する。
 貴方が己の非を知り、憂(うれ)えて態度を改めれば、咎(とが)められることは免(まぬが)れる。
☆知恵も力もないのに小賢しいことを考えて人を惑わそうとする。何事も為し遂げることはできない。世間を甘く見て失敗する。君子(立派な人)に近付き君子を見倣って自分の非を知り志を改めれば咎を免れる。善き道を歩み始める入り口となる。
 爻辞に「甘(かん)臨(りん)す。利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し/貴方は才能と人德が乏しいのに邪(よこしま)な志(野心・野望)を抱いて下卦兌(だ)の最上に居る。巧(たく)みに人を悦ばせる言葉や物腰柔らかな態度(下卦兌の主爻)で下々に臨(のぞ)み、媚(こ)び諂(へつら)って人の上に立つ。それゆえ、何をやっても失敗する」とある。言うまでもなく選挙の責任を取らない石破総理のことである。高島嘉右衛門の占断に「知恵も力もないのに小賢しいことを考えて人を惑わそうとする。何事も為し遂げることはできない。世間を甘く見て失敗する」とあるのも石破総理のことである。今のモヤモヤした状態が続けば国民の怒りは限界を超える。

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