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ネコちゃん占い師の占筮日記230

・八月十九日 火曜日 五十一.震為雷☳☳初九
 三時半に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参政党支持者は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
 本日は「お盆休み後の政局3」を占筮したところ震為雷☳☳初九が出た。
 ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○震は亨る。震來(きた)るとき虩(げき)虩(げき)たり。笑(しよう)言(げん)啞(あく)啞(あく)たり。震、百里を驚かせども、匕(ひ)鬯(ちよう)を喪(うしな)はず。
 震爲雷は抑圧されていた陽氣が盛んに活動を始め、勢力を拡大伸張する時である。陽氣が次から次に発動して、萬物は生々化育する。雷が轟(とどろ)き渡るような大事変が起こった時は、君子(立派な人)は恐れ慎み自ら反省し、正しい道を修めて人德を養い、事変に適切に対処する。君子が事変に適切に対処すれば、やがて事変は落ち着いて、人々は談笑して和らぎ楽しみ国家泰平となる。雷が轟き渡るような大事変が勃発すると大衆は驚愕して自分を失うが、先祖と神仏をお祀りする祭主(組織のオーナー・トップ)は神前の料理を掬(すく)う匙(さじ)と香りのよいお酒を決して落とさない。君子(立派な人)は如何なる事変が勃発しても自分を失うことなく、泰然自若として事変を適切に処理する。
 マロンだニャン。震為雷☳☳は「雷が轟(とどろ)き渡るような大事変が起こった時」である。卦辞・彖辞には「陽氣が次から次に発動して、萬物は生々化育する」とある。「雷が轟(とどろ)き渡るような大事変」とはフルメニューで「総裁選」を開くことだニャン。「陽氣が次から次に発動」するとは、候補者が次から次へと手を上げることだニャン。
 みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、洊(せん)雷(らい)は震なり。君子以て恐懼し脩(しゆう)省(せい)す。
 雷が次から次に轟き渡る。君子(立派な人)はこの形を省察して、雷が轟き渡る大事変が勃発した時は、恐れ慎み自ら反省し、己を修め養って人德を磨く。
☆先人の功を引き継いで大事業を継続・維持すべき時である。立志・勤勉を尽くし世に名を知らしめる時である。それゆえ、艱難辛苦に堪え忍びつつ奮発勉励すべし。動く時。騒動が起こる時。
 みかんだニャン。大象伝には「雷が次から次に轟き渡る」とある。総裁選は石破総理を始め名前が通った政治家が次から次へと立候補するということだニャン。高島嘉右衛門の占断には「世に名を知らしめる時」とある。総裁になった政治家は有名になるニャン。
 わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」事変に適切に対処する
○初九。震來(きた)るとき虩(げき)虩(げき)たり。後に笑(しよう)言(げん)啞(あく)啞(あく)たり。吉。
 貴方は震の主人公。何の前触れもなく、雷が轟(とどろ)き渡るような大事変が起こった時は、恐れ慎み自ら反省し、正しい道を修めて人德を養い、事変に適切に対処する。貴方が事変に適切に対処すれば、やがて事変は落ち着いて、人々は談笑して和らぎ楽しみ国家(社会や組織も)泰平となる。貴方が自作自演で事変を起こして対処した(自作自演)と解釈することもできる。
☆発奮して活動すれば、大事業を成し遂げられる。何かを畏れ自戒して、不正から離れれば幸福を招き寄せる。神仏を心から信仰して尊崇すれば大いに幸福を招き寄せる。
 震為雷☳☳初九は「事変に適切に対処する」時である。きちんと総裁選が実施されるであろう。爻辞には「事変に適切に対処すれば、やがて事変は落ち着いて、人々は談笑して和らぎ楽しみ国家(社会や組織も)泰平となる」とある。きちんと総裁選が実施されれば、国民も安心するであろう。高島嘉右衛門の占断には「発奮して活動すれば、大事業を成し遂げられる」とある。これもまた、各候補者が発奮して総裁選に臨めば、誰が選ばれても高く評価されるであろう。

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