・八月五日 火曜日 四十.雷水解☳☵六五
三時四十分に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参議院選挙後の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「八月八日に開かれる自民党の両院議員総会で、石破総理は辞意を表明するかしないか」を占筮したところ雷水解☳☵六五が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○解(かい)は西南に利(よろ)し。往(ゆ)く所无(な)ければ、其(そ)れ來(きた)り復(かえ)りて吉。往(ゆ)く攸(ところ)有れば、夙(はや)くして吉。
解は水山蹇(或いは水雷屯)の艱難辛苦が解けた時なので、静かな大地(坤☷は文王八卦で西南の方角)に居るようにゆったりとして平穏にしているがよい。全ての艱難辛苦が解決している(大災難による被害が大凡解決している)ならば、自らの居場所に帰って来て安静にしているがよい。未(いま)だ解決しなければならない艱難辛苦が(大災難による被害が)残っているならば、暢(のん)気(き)にかまえていないで速やかに解決するがよい。速やかに解決すれば幸運を招く。
マロンだニャン。雷水解☳☵は「艱難辛苦が解けた」時。大象伝には「未(いま)だ解決しなければならない艱難辛苦が(大災難による被害が)残っているならば、暢(のん)気(き)にかまえていないで速やかに解決するがよい」とあるニャン。「未(いま)だ解決しなければならない艱難辛苦」とは選挙に三連敗したのに総理の座に居座り続ける石破総理を辞任に追い込むことだニャン。また、「暢(のん)気(き)にかまえていないで速やかに解決するがよい」とは、早く辞任せよということなので、両院議員総会で辞意を表明するか、辞任に追い込まれることが望ましいニャン。さらに「速やかに解決すれば幸運を招く」とあるので、自民党にとって石破総理を辞任に追い込むことができれば、何とか再生の道が残ることになるニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、雷雨作(おこ)るは解なり。君子以て過(あやまち)を赦(ゆる)し罪を宥(なだ)む。
雷(上卦震)が上空に轟(とどろ)き渡り、慈雨(下卦坎)が大地を潤す。君子(立派な人)は、寛大な心で臣民(部下や民衆)の過失を許し、軽微な犯罪に対しては罪を軽くする。
☆これまでの心配事や悩みも解の時が至れば解決する。動けば必ず幸運を招き寄せる。内面や内側にまだ険阻艱難が潜んでいる。今やるべきことをきちんとやって、内なる険阻艱難を取り除く時である。
みかんだニャン。大象伝には「雷(上卦震)が上空に轟(とどろ)き渡り、慈雨(下卦坎)が大地を潤す」とある。「雷(上卦震)が上空に轟(とどろ)き渡」るとは、両院議員総会が大荒れに荒れることを示しているニャン。「慈雨(下卦坎)が大地を潤す」とは、石破総理が大量の涙を流す思いで辞任に追い込まれる、または辞意を表明することになるニャン。一方、高島嘉右衛門の占断には「今やるべきことをきちんとやって、内なる険阻艱難を取り除く時」とある。「内なる険阻艱難」とは選挙に三連敗したのに総理の座に居座り続ける石破総理のことだから、やはり、辞任に追い込まれるか辞意を表明することになるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第五段階の「小さな物語」泰平となれば小人共も心を改める
○六五。君子維(こ)れ解(と)く有り。吉。小人に孚(まこと)有り。
柔順にして時に適合する能力を具えているトップの貴方が、君子(九二の忠臣と九四の側近)と力を合わせて、艱難辛苦を完全に解き去れば、天下は晴れて泰平となり、幸運を招き寄せる。天下泰平となれば小人共も心を改めて正しい(道德的な)道に復り、心の底から(真心を持って)貴方を信服するようになる。
☆君主の位(トップ)で仁徳を具えている。小人に覆われて下々に恩恵を施すことができなかったが、賢者が現れて小人を一掃した。その仁徳で下々に恩恵を施して、吉運を招き寄せる。
爻辞も高島嘉右衛門の占断も実情に合致しない。すなわち、爻辞は「小人維(こ)れ解(と)く無し。凶。小人に孚(まこと)無し」となり、高島嘉右衛門の占断は「賢者は現れずに小人を一掃できなかったので、凶運を招き寄せる」となる。もし、両院議員総会で石破総理が辞任に追い込まれずに居座り続けることになったら、自民党に将来はない。
あるいは雷水解☳☵六五が陽爻に変じて、時が之卦澤水困☱☵九五に転じたと考えたら次のような展開になる。
石破総理が総理の座に居座り続けて自民党は乾涸らびた澤のように生命力を失い、二度と立ち上がれないほど追い詰められる。