・七月三十一日 木曜日 十七.澤雷随☱☳九五
四時一寸前に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参議院選挙後の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「石破総理がここまで追い込まれても辞任すると言わない理由」を占筮したところ澤雷随☱☳九五が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○隨(ずい)は元(おお)いに亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よろ)し。咎(とが)无(な)し。
隨(ずい)は、その時、随(したが)うべき相手に随(したが)う道を説いている。卦の象(かたち)を観ると、下卦震(陽卦)の長男が上卦兌(陰卦)の少女に謙(へりくだ)って随(したが)っている。随(したが)うべき相手に素直に随(したが)っているので、何事もうまく行く。その時、随(したが)うべき相手に素直に随(したが)って、正しい道を守るがよい。随(したが)うべき相手に素直に随(したが)えば、何も問題は起こらない。
マロンだニャン。澤雷随☱☳は「その時、随(したが)うべき相手に随(したが)う道を説いている」。上卦兌☱には「壊れる」という意味があり、下卦震☳には「妄動する」という意味がある。また、五爻四爻三爻で互体巽☴となり、巽☴には「迷う」という意味がある。石破総理は「その時、随(したが)うべき相手(民意)に随(したが)う道(辞任する)」ことに抵抗したが、追い込まれて「迷いに迷って」頭が「壊れ」てしまい、「妄動」しているに違いないニャン。また、上卦兌☱は「少女=若い女」、下卦震☳は「長男=年配の男」を現しているので、中国によるハニートラップに引っかかって、脅されており(若い女の下に年配の男)、総理の座を失うとそのことが発覚しかねないから辞めるに辞められないのかもしれないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤(さわ)の中に雷(かみなり)有るは隨なり。君子以(もつ)て晦(くら)きに嚮(むか)えば入(はい)りて宴(えん)息(そく)す。
澤(兌悦少女)の中に雷(震動長男)が潜(ひそ)み隠れて時の宜しきに随っている。冬(とう)雷(らい)(地雷復)を経て春(しゆん)雷(らい)(雷地豫)に至る雷のパワー(氣)を養(やしな)っている秋(しゆう)雷(らい)である。一日を終えて日暮れに向かえば才能と人德を蔵(ひ)めて禄(ろく)を辞(じ)し(仕事が終われば、経済活動から離れて)、家に入れば心身を養(やしな)って(家に帰れば、ゆったりと休養して、明日と云う)時に至るのを待つ。
☆一つの事業を始めれば大勢の人々が参加してくれる時。一方で人に随うことによって事を論ずる時でもある。人に随わなければ事業を成し遂げることは難しい。
みかんだニャン。大象伝には「澤(さわ)の中に雷(かみなり)有る」とあるから、澤は兌☱で「壊れている」意味がある。雷は震☳で「妄動する」意味がある。マロンちゃんが断じたように、頭が「壊れて」しまった(憲政の常道に背いている)ので意固地になって「妄動」している(総理の座にしがみついている)に違いないニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「人に随わなければ事業を成し遂げることは難しい」とある。「人」とは民意だニャン。すなわち選挙結果(民意)に随わないので、遅かれ早かれ辞任は避けられないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第五段階の「小さな物語」上下交わり德(とく)業(ぎよう)を成し遂げる
○九五。嘉(か)に孚(まこと)あり。吉。
トップの貴方は、忠実な部下の六二を深く信任して、上六の相談役に至(し)誠(せい)の心で随う。上下交わり德(とく)業(ぎよう)(道德的な事業)を成し遂げるので、天下の人々は皆トップの貴方を信服して随う。それゆえ、大いなる幸運を招き寄せる。
☆お互い意見が一致して自分が喜ぶことを相手も喜び、相手が喜ぶことを自分も喜ぶように、心が一致する関係が長く続く。あらゆる事が成就する時である。
澤雷随☱☳九五は「上下交わり德(とく)業(ぎよう)を成し遂げる」時だが、上(石破総理)下(民意)交わらない(辞任しない)ので凶運を招き寄せる。爻辞には「孚(まこと)あり。吉」とある。だれが見ても石破総理には孚(真心)がないので、凶運を招き寄せる。何度も選挙に敗れたのに辞任して責任を取らないのは、人間としての真心の欠(かけ)片(ら)もないからだ。高島嘉右衛門の占断には「お互い意見が一致」するから「事が成就する」とある。辞任を引き延ばしている石破総理と何度も選挙に敗れて国民から見放されているという民意は一致しないので、「事は成就」しない。このままズルズル辞任を引き延ばしてトップとしての責任を取らなければ政治生命を失うであろう。