・七月二十七日 日曜日 二十.風地観☴☷九五
三時に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参議院選挙後の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「追い詰められた自民党の行く末」を占筮したところ風地観☴☷九五が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○觀は盥(かん)して薦(すす)めず。孚(まこと)有り顒(ぎよう)若(じやく)たり。
観には「周観(周く物を観る)」「仰観(手本を示す、仰ぎ観る)」の意味がある。
上の者(上九・九五)が下の者(六四以下)を周(あまね)く観て手本を示すから、下の者(六四)は上の者を仰ぎ観る。
宗(そう)廟(びよう)の祭(さい)祀(し)でお供え物を献(けん)上(じよう)する前に、祭主が手を洗い清めて神様の前に進み、至誠の心と厳(げん)粛(しゆく)な態度で神様を天から迎えるように、リーダーが至誠の心と厳粛な態度を下々に示せば、下々は自然にリーダーを尊(そん)崇(すう)して仰ぎ観るようになる。
マロンだニャン。風地観は上が手本を示し下が上を仰ぎ見る時だニャン。卦辞・彖辞に「上の者(上九・九五)が下の者(六四以下)を周(あまね)く観て手本を示すから、下の者(六四)は上の者を仰ぎ観る」とある。上の者とは麻生さんのような総理経験者を指し、下の者とは現在自民党を束ねる役割の現役総理、すなわち石破さんを指す。先日、麻生さん、管さん、岸田さん等総理経験者と石破総理が会談したが、石破総理は総理経験者の諫言を受け容れなかった。また、卦辞・彖辞には「祭主が手を洗い清めて神様の前に進み、至誠の心と厳(げん)粛(しゆく)な態度で神様を天から迎える」とあるが、祭主である石破総理には至誠の心の欠片もないので、自民党の行く末には暗澹たる結果が待っているニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、風、地の上を行くは觀なり。先王以て方を省み、民を觀て教を設く。
風が地上に周(あまね)く吹き渡り、草木が徳風に順うように、人々は德のあるリーダーに順う。昔の王さまは各地を巡(じゆん)幸(こう)し、風俗・慣習・文化の相違を詳(つまび)らかに観察し、それぞれに適した規則を定め、それぞれに適した教育を施(ほどこ)して人々を教え導いたのである。
☆多くの人々から尊敬される時。自分の身を慎み正しい志を抱き信義を大切にして、よく人と交わり人々の模範となるような人間を志すべきである。上の人は下の人を教え導き、下の人は上の人を信服する時。尊敬して慎む時。教え諭す時。
みかんだニャン。大象伝には「人々は德のあるリーダーに順う」とあるが、石破総理は徳あるリーダーとは到底いえないので、マロンちゃんが断じたように、自民党の行く末は暗澹たる結果しか見えないニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「多くの人々から尊敬される時」とあるが、石破総理は多くの人から軽蔑されているので、自民党の行く末は絶望的な状況になるだろうニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第五段階の「小さな物語」組織の治(ち)乱(らん)興(こう)亡(ぼう)はトップの德風に従う
○九五。我が生(せい)を觀(み)る。君子なれば咎无し。
貴方は剛健中正の德を備えて尊位に居り、聖人のように立派なトップ(リーダー)である。社会や組織の治(ち)乱(らん)興(こう)亡(ぼう)はトップ(リーダー)の德風に従う。聖人のように立派なトップは自分の統治の是非を省みるべく、社会や組織の治乱・萬(ばん)民(みん)(全ての人々)の風俗を観察する。その結果、社会や組織が治まり萬民の風俗が善良であれば、咎められることはない。
☆君位(トップ)に在る者として臣民(部下や民衆)善き徳を具えているかどうかは、自分が徳を具えているかどうかにかかっている。臣民を観察することは自分の生き方を観察することである。陽剛の性質を具えた人(君子や大人と称される立派な人)が天命を授かり小人(凡庸な人)を教え導く時。
風地観☴☷九五は「組織の治(ち)乱(らん)興(こう)亡(ぼう)はトップの德風に従う」時である。爻辞に「組織の治(ち)乱(らん)興(こう)亡(ぼう)はトップ(リーダー)の德風に従う」とある。石破総理は私利私欲の権化で悪徳に溢れているので、自民党の行く末は絶望的である。高島嘉右衛門の占断には「陽剛の性質を具えた人(君子や大人と称される立派な人)が天命を授かり小人(凡庸な人)を教え導く時」とある。石破総理は立派な人とは言い難いので、石破総理が総理の座にしがみつけばつくほど自民党の行く末は窮するであろう。戦後の舵取りを担い続けて日本を貶めた自民党が窮することで、自民党に取って代わる政党が伸びる可能性が開けていく。石破政権の悪足掻きは中長期的に見れば日本にとって善いことだが、短期的に見れば中国などの敵対国につけ込まれる危険が多くなる。