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ネコちゃん占い師の占筮日記199

・七月十八日 金曜日 三十.離為火☲☲九四
 三時四十分に起床。参議院選挙十六日目である。マロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
 本日も「参政党の選挙に関する終盤における教訓」を占筮する。その結果が離為火☲☲九四出た。これは要注意である。
 ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○離は貞(ただ)しきに利し。亨(とお)る。牝(ひん)牛(ぎゆう)を畜(たくわ)えば吉。
 離は天地人の道の正しきに麗(つ)きて(人間社会に当て嵌めれば大人・君子は要職に就くべきだが小人は要職に就くべきではない)明智・明德を用いて世を治める時である。
 常に堅固に正しき道に麗(つ)きて明智・明德を用いるが宜しい。そうであれば、何事もすらっと通る。柔順な牝(め)牛(うし)を養い育てるように、柔順に正しき天地人の道に麗(つ)き(大人・君子が要職に就い)て明智・明德で世を治めれば、幸運を招き寄せる。
 マロンだニャン。卦辞・彖辞に「常に堅固に正しき道に麗(つ)きて明智・明德を用いるが宜しい」とあるから、アンチの誹謗中傷がどんなに激しくても、候補者や党員は冷静に対応し理性を保って選挙活動を淡々と行うことが求められるニャン。
 みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、明(めい)兩(ふた)たび作(おこ)るは離なり。大(たい)人(じん)以て明を繼(つ)ぎて四(し)方(ほう)を照らす。
 日に日に新たに太陽が昇るように、先代から現世・現世から後世へと明智に明智を明德に明德を継いで文明を継承する。先代の明智・明德を継承し、天地と德を合わせ、賢臣(すぐれた部下)と意を合わせて、普(あまね)く天下人民を照(しよう)臨(りん)(神仏が見守るように君主が仁德で社会を統治)する。
※「大人以て明を繼ぎて四方を照らす」とあるが、離は下卦を先代の御代(過去の成功した歴史)、上卦を現世或いは後世の御代(現在あるいは将来の志半ばの歴史)と見做している。
☆火は物に付着して移動する性質がある。それゆえ始めは善き性質を持っていても、互体(二三四爻)巽の風が吹けば火の勢いが盛んになって損害を及ぼすことがある。剛健で積極的な人と接するよりも柔順な善人と接して共に事業を計画するべきである。
 みかんだニャン。大象伝には「先代から現世・現世から後世へと明智に明智を明德に明德を継いで文明を継承する」とあるから、候補者も党員も選挙活動のお手本となる先輩を見習って、理性を保ち冷静にアンチに対応することが求められるニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「剛健で積極的な人と接するよりも柔順な善人と接して共に事業を計画するべき」とあるから、アンチがどんなに非道い妨害活動をしても、決して刃向かうことなく、グッとこらえて柔順に対処すべきだニャン。
 わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第四段階の「小さな物語」先代の御代は様変わりする
○九四。突如として其(そ)れ來(らい)如(じよ)たり。焚(ふん)如(じよ)たり、死(し)如(じよ)たり、棄(き)如(じよ)たり。
 ここから上卦に入る。下卦は先代の御代(あるいは旧事業・過去の歴史)、上卦は現世(あるいは現在の事業・現在の歴史)または後世の御代(あるいは新事業・将来の歴史)。九四は現世(あるいは現在の事業・現在の歴史)または後世の御代(あるいは新事業・将来の歴史)の始めである。貴方は剛(ごう)毅(き)に過ぎて志がなく、謙(けん)譲(じよう)の德に欠けている。(近衛文麿内閣のように)トップ(昭和天皇)を補佐する大臣(側近)の位(或いは先代の後を継ぐ後継者の位)にありながら、トップの座を射止めようとして猪(ちよ)突(とつ)猛進する。烈火のように天下国家を攪(かく)乱(らん)するので、安定していた先代の御代(過去の歴史)は様変わりする。貴方は誰の支持も得られずに自爆して反逆罪で処刑される。大衆から見放されて、その存在は葬(ほうむ)り去られる。泰平の世は乱れて国家社会は危機的な状況に陥る。
☆自分の勇気を誇る余り人からの諫めに全く耳を貸さず、やりたい放題を重ねて自ら人災を招く。ザワザワと騒がしい。私利私欲で動けば人間関係や事業は破綻し、親しい人々は離れて思いもよらない人災に遭遇する。
 これは厳しい占断である。爻辞に「泰平の世は乱れて国家社会は危機的な状況に陥る」とあるから、全国各地でアンチの妨害活動が過激化することが予想される。高島嘉右衛門の占断に「私利私欲で動けば人間関係や事業は破綻し、親しい人々は離れて思いもよらない人災に遭遇する」とあるから、尖鋭化するアンチの妨害活動に対して決して感情的になることなく、僧侶のように無私の精神で対応しないと大変なことになる。

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