・七月一日 火曜日 七.地水師☷☵初六
三時に起床。さて今日から七月である。いよいよ三日から参議院選挙が始まる。そこで七月はマロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「与党(自民・公明)の選挙結果」を占筮したところ地水師☷☵初六が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○師(し)は貞。丈(じよう)人(じん)なれば吉にして咎无し。
師は多くの人々(大衆)を率(ひき)いて、組織と組織(国家から家庭まであらゆる組織)が戦う時である。戦いには正義がなければならない。才德高く、リーダーに相応しい人物を総大将に担ぎ上げれば、戦いに勝って大衆を守ることができる。多少犠牲があっても咎められない。
マロンだニャン。卦辞・彖辞には「才德高く、リーダーに相応しい人物を総大将に担ぎ上げれば、戦いに勝って大衆を守ることができる」とあるが、与党の総大将とは石破総理のことだから、到底「リーダーに相応しい人物」とは言えないニャン。間違えてもリーダーにしてはならない人物だニャン。よって与党は大敗すると占断するニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、地中に水有るは師なり。君子以て民を容れ衆を畜(やしな)う。
養分豊かな大地のように、大らかな気持で大衆を受け容れ、養い育て教え導く。
☆力づくや誤魔化しで困難から脱しようと悪知恵を企てれば、ますます困難に陥る。正しい道を固く守って、正々堂々と王道を歩めば、困難を脱して志を実現することができる。敵が現れるので、必要に迫られて指揮官を招(しよう)聘(へい)する。商売や売買では競争が激しくなる。物価は下落する。
みかんだニャン。大象伝に「大らかな気持で大衆を受け容れ、養い育て教え導く」とあるが、石破内閣はそのどれにも該当しないニャン。それどころか、真逆だニャン。
一方、高島嘉右衛門の占断は「力づくや誤魔化しで困難から脱しようと悪知恵を企てれば、ますます困難に陥る」とあり、これは石破内閣にピッタリ当て嵌まるニャン。
以上のことから、マロンちゃんと同じく与党は大敗すると占断するニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」規律を厳格にする
○初六。師出(い)づるに律(りつ)を以てす。否(しから)ざれば臧(よ)きも凶なり。
初六は戦(いくさ)の始めに処する道を説く。軍隊が出動する(組織が戦いを始める)時は、規律を厳格にすることが肝要である。規律が乱れると総大将に人物を得ても敗北する。
☆事を為すには、事の始めをきちんとすべきである。何事も始めの段階は慎重に行い、過大な期待を抱くことなく、小さな事から始めれば吉運を招き寄せる。
初六は「規律を厳格にする」時だが、石破内閣の規律は破綻している。また爻辞には「規律が乱れると総大将に人物を得ても敗北する」とある。一方、高島嘉右衛門の占断には「事を為すには、事の始めをきちんとすべきである」とあるが、石破内閣が参議院選挙に挑む体制は、事の始めをきちんとしているとは到底言えない。
以上のことから、わたしもネコちゃん占い師と同様、与党は大敗すると占断する。