・六月十八日水曜日 四十五.澤地萃☱☷上六
三時一寸過ぎに起床。昨日はマロンちゃんとみかんちゃんから「一日控え目にすべきだニャン」との言葉を頂いたので、概ねそれに順ったのだがパッとしない一日だった。
さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ澤地萃☱☷上六が出た。
猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○萃(すい)は亨(とお)る。王、有(ゆう)廟(びよう)に假(いた)る。大人を見るに利(よろ)し。亨る。貞しきに利し。大(たい)牲(せい)を用ひて吉。往く攸(ところ)有るに利し。
萃は人や物が集まって栄える時である。剛健中正の九五(トップ)が先祖の宗廟(みたまや)(日本においては伊勢神宮)で真心込めて神(しん)霊(れい)(日本においては天照大御神を始めとする天(あまつ)神(かみ))をお祭りする。天下の臣民(萬人・部下や民衆)は九五(トップ)を仰ぎ見て、心服するから宜しくして、物事がすらっと通るのである。萃の時は、人や物が集まって栄えるから天下はよく治まる。正しい道(道德)を固く守るがよい。何事もうまくいく。また、萃の時は、牛・羊・豕(ぶた)を供えて盛大にお祭りすれば、幸運を招き寄せる。進んで行って大事業に取り組んでもよい。
マロンだニャン。今日のご主人さまの予定は朝一で甲府駅前辻立ち、夕方は山梨文化学園の易経講座だニャン。さて昨日のご主人さまは「パッとしない一日だった」とのことだが、今日は盛運の澤地萃☱☷が出たので善い一日になってほしいニャン。卦辞・彖辞に「萃の時は、人や物が集まって栄えるから天下はよく治まる。正しい道(道德)を固く守るがよい。何事もうまくいく」とあるので、そういう一日であってほしいニャン。
みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○上六。齎(せい)咨(し)涕(てい)洟(い)す。咎无し。
貴方は人や物が集まり栄える萃の時の卦極に居て、部下の六三には慕われていないので、誰も貴方の下には集まらない。
そこで、最上位(一番上)に居ながら孤立して嘆き悲しんでいるのである。涙と鼻水が溢れて止まらない。自分が孤立していることを嘆き悲しんでいる(誰にも迷惑をかけていない)のであるから、咎められることはない。
みかんだニャン。せっかく盛運の澤地萃☱☷が出たのに、上六にはあまり善いことが書いてないニャン。「貴方は人や物が集まり栄える萃の時の卦極に居て、部下の六三には慕われていないので、誰も貴方の下には集まらない」とあるが、部下の六三とは誰のことかニャン?奥方さまか?易経講座の受講生か?いずれにしても、ご主人さまは人望がないので人気がないのかニャン。哀しいニャン。「誰にも迷惑をかけていないのであるから、咎められることはない」とあるのが救いだニャン。