・六月五日木曜日 六十一.風鐸中孚☴☱六三
四時に起床。昨日はマロンちゃんから「一日中奥方さまに柔順に随い謙って行動することが大切だニャン」と、みかんちゃんからは「あまりへこへこせずに、普通にしているべきだニャン」との言葉を頂いたが、その通りに過ごしたのでで善い一日を過ごすことができた。有り難う、猫ちゃん占い師。
さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ風鐸中孚☴☱六三が出た。
猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○中(ちゆう)孚(ふ)は、豚(とん)魚(ぎよ)吉。大川を渉るに利し。貞しきに利し。
中孚は私心なく真心に満ち溢れている時である。中孚の心を具えている人に出逢えば、無(む)知(ち)蒙(もう)昧(まい)で豚(とん)魚(ぎよ)のように愚かな人でも、中孚の私心のない真心に接して、心の底から感動する。中孚の心を具えている人は、何を行っても幸運を招き寄せる。それゆえ、どんなに困難な事でも成し遂げられる。正しい(私心のない真心で人に接する)道を固く守るから何事もうまく行く。
今日のご主人さまの予定は朝から夕方までフリーで夜はお楽しみ会だニャン。「正しい(私心のない真心で人に接する)道を固く守るから何事もうまく行く」とあるので、奥方さまや大奥さまに対して真心で接することが大切だニャン。
みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六三。敵を得(え)、或(あるい)は鼓(こ)し或は罷(や)め、或は泣き或は歌ふ。
陰柔で才能乏しいのにやり過ぎる性格の貴方は、何かと目立とうとする佞人である。上司の上九もやり過ぎる性格の佞人である。私心のない真心とはほど遠い佞人同士が親しみ合えばろくなことにはならない。「敵」とは上九のことだ。目立ちたがり屋の貴方は太鼓を鳴らして相手を責めていたかと思えば、勝てそうもないので止めてしまう。途方に暮れて歌をわめき散らしていたかと思えば、突然陽気になって楽しそうに歌を唄う。貴方は支離滅裂で救いようがなく、何をやってもうまく行かない。
みかんだニャン。せっかく「私心なく真心に満ち溢れている時」が出たのに、六三の爻辞は「支離滅裂で救いようがなく、何をやってもうまく行かない」とある。その原因は「やり過ぎる性格の貴方は、何かと目立とうとする佞人である」と書いてあるので、何事も控え目にして慎んで一日を過ごすことが求められるニャン。