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ネコちゃん占い師の占筮日記115

・四月二十五日金曜日 十八.山風蠱☶☴六四
 三時半に起床。昨日はネコちゃん占い師の占断通りに「箍を外さず、また調子に乗らずに慎んで控え目にしていた」ので、恙ない一日だった。さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ山風蠱☶☴六四が出た。
 猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○蠱(こ)は元(おおい)に亨(とお)る。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利(よろ)し。甲に先だつこと三日、甲に後(おく)るること三日。
 蠱は惑(わく)乱(らん)・腐敗・頽(たい)廃(はい)・崩壊を意味する。これらが窮(きわ)まり内容を一新すれば事態は一変して通じるようになる。窮(きゆう)して後(のち)、変革が起こり、何事もすらすら通る。
 勇気を奮い起こして幾(いく)多(た)の艱(かん)難(なん)辛(しん)苦(く)を刷新するが宜しい。
 先ず惑乱・腐敗・頽廃・崩壊の根本的原因を探り、次に抜本的対応策を熟慮して、その弊(へい)害(がい)と収(しゆう)拾(しゆう)を見(み)据(す)えてから刷新すべるきである。(十干(じつかん)・甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き)によると甲に先だつこと三日とは、十干(じつかん)の最初に位置する甲より前の三日間である辛(しん)壬(じん)癸(き)を指すと考える。すなわち、「事の終わり」の意味となる。甲に後(おく)るること三日とは、甲の次に位置する三日間である乙(おつ)丙(へい)丁(てい)を指すと考える。すなわち「事の始め」の意味となる。以上のことから次のような解釈となる。)先ず、「事の終わり」がどうなるかを検討し、次に「事の初め」をどうするかを検討するのである。
 マロンだニャン。
 今日のご主人さまの予定は午前中オンライン易経講座、午後から奥方さまとお出かけ、夜は日本外史塾だニャン。「内容を一新すれば事態は一変して通じる」とあるので、易経講座や日本外史塾の内容を見直してみることが大切だニャン。
 みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六四。父の蠱(こ)に裕(ゆるや)かなり。往(ゆ)きて咎(とが)を見る。
 貴方は才能不足で控え目に過ぎる。旧来の弊害は益々悪化して勇(ゆう)猛(もう)果(か)敢(かん)を要する局面なのに呑(のん)気(き)に構えている。あるいは、事業継承者が九三の現場の長から六四の取締役となり、役員として旧来の弊害を刷新すべく、率先垂範して事業を変革することが求められているが、現場の長の段階でやり過ぎて失敗したので、変革を進めることを躊躇している。
 そのような甘い態度で旧来の弊害を治めようとすれば、大失敗してみんなから責任を問われることになる。
 みかんだニャン。
 「貴方は才能不足で控え目に過ぎる」とあるから、いつもより大胆に行くことも大切だニャン。

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