サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

ネコちゃん占い師の占筮日記114

・四月二十四日木曜日 五十八.兌為澤☱☱六三
 四時に起床。昨日はみかんちゃんの「心おきなく辻立ちに励むべき」という占断に順い辻立ちに臨んだので気持ちよく辻立ちができた。さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ兌為澤☱☱六三が出た。
 猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○兌(だ)は亨る。貞しきに利し。
 兌には悦(よろこ)ぶ性質がある。だが、悦べば箍(たが)が緩(ゆる)み羽目を外し、やがて乱れる。兌の時は上も下も、我も人も悦ぶ時である。それゆえすらっと通る。しかし、悦べば箍(たが)が緩(ゆる)み羽目を外してやがて乱れることになる。それゆえ、悦びの中に邪(じや)心(しん)や媚(こ)び諂(へつら)う気持ちがあってはならない。常に正しい道(純粋に悦び、悦ばせること)を固く貫くことが肝要である。
 マロンだニャン。
 今日のご主人さまの予定は朝一に行きつけの整形外科に行って膝の治療をしてもらい、その後はフリーだニャン。兌為澤は「上も下も、我も人も悦ぶ時」だけども、「悦べば箍(たが)が緩(ゆる)み羽目を外してやがて乱れる」とあるので、悦ばしいことがあっても箍(たが)を外してはならないニャン。
 みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六三。來(きた)りて兌(よろこ)ぶ。凶。
 貴方は実力もないのに自己過信してやり過ぎる佞(ねい)人(じん)(ろくでなし)であり、上六とは陰同士で相性が悪い。忠臣九二に下って媚(こ)び諂(へつら)い悦び悦ばれる関係を築こうとするが、時に適合する能力を具えている九二は佞人の貴方を相手にしない。そこで、九四の大臣(側近)に取り入ろうとあれこれ画策するが、結局相手にされない。以上のような有り様だから、貴方はあらゆる人から憎まれて自ら禍(わざわい)を招き寄せる。
 みかんだニャン。
 「貴方は実力もないのに自己過信してやり過ぎる佞(ねい)人(じん)(ろくでなし)」とあるから、調子に乗らずに慎んで控え目にすべきだニャン。

モバイルバージョンを終了