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易占徒然日記 105

・九月二十四日火曜日
 四時に起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ艮為山☶☶上爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○其背に艮まり、其身を獲ず。其庭に行き、其人を見ず。咎无し。
▼艮の道は、止まって動かない(易経の教えが定着する)。それは、般若心経の「照見五蘊皆空」の境地である。「照見五蘊皆空」とは、「五蘊(色受想行識)皆空」と「照見」する境地に至ることである。また、「色受想行識は皆空」ゆえ「眼耳鼻舌身意は無」である。すなわち、あらゆる現象は究極的には空だから、「眼耳鼻舌」などの感覚器官は何も感じない(感じても心動かさない)のである。艮の卦德は「止まる=易経の教えが定着する」ことである。艮為山の時は、「眼耳鼻舌」という感覚器官のない背中に止まっているから、自我に囚われない。また自我に囚われないから、庭に行っても人を見ない。すなわち外界の如何なる刺激に対しても、煩悩妄想や欲望を抱かない。どのような境遇に置かれても動じることがない。艮為山の時は、あらゆる現象に惑わされない。このような境地に達すれば、咎という概念もなくなるのである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○上九。艮まるに敦し。吉。
▼上九の老師は止まる艮(易経の教えが定着する時)の卦極に居る艮の成卦主である。山に山が連なる高山の頂きで、止まるべき所に、篤実に止まっている。上九は「其背に艮まり、其身を獲ず。其庭に行き、其人を見ず(卦辞)」を体現しており、外界の如何なる刺激に対しても、煩悩妄想や欲望を抱かないのである。それゆえ、どのような境遇に置かれても動じることなく、幸運を招き寄せる(易経の教えが普及する)。
 今日は一日「みんなの易経」の執筆。夜は久々の参政党会議。

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