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易占徒然日記 93

・九月十二日木曜日
 四時一寸前に起床。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ震為雷☳☳四爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○震は亨る。震來(きた)るとき虩(げき)虩(げき)たり。笑(しよう)言(げん)啞(あく)啞(あく)たり。震、百里を驚かせども、匕(ひ)鬯(ちよう)を喪(うしな)はず。
▼震は緩みや乱れが見え始めた社会を引き締めて(易経の教えの普及による)新しい時代を定着させる時(震は亨る)。古い時代にはなかった厳しい社会制度を取り入れると国民は懼れおののき怯えるが(震來(きた)るとき虩(げき)虩(げき)たり)、古いやり方を見直し、怠惰を改め、身を修めるようになるので、結果的には「よかった。よかった」と談笑する(笑(しよう)言(げん)啞(あく)啞(あく)たり)。今の王さま(トップ)の威厳と貫禄が多くの国民を感化したのである。国家は安泰である(震、百里を驚かせども、匕(ひ)鬯(ちよう)を喪(うしな)はず)。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九四。震(しん)遂(つい)に泥(なず)む。
▼剛健九四(わたし)は上卦震の主爻(震源)である。本来は雷が轟(とどろ)き渡るような大事変(易経の教え普及)の主となるはずだが、不中正で及び腰(二三四の互体艮で止まる性質)のところがあり、しかも上下を陰爻で囲まれている(三四五爻の互体坎☵の困難の真っ只中な)ので、ずるずると泥の中(陰爻の間)に陥り、奮い立つこと(易経の教えを普及すること)ができない。泥でできた底なし沼に陥って、身動き一つできないのである(九四。震(しん)遂(つい)に泥(なず)む)。このままでは皇太子(トップの後継者=易経の教えを継承する者)の役割を果たせない。
 今日は一日予定がなかったので、終日「みんなの易経」を執筆した。

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