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易占徒然日記 90

・九月九日月曜日
 四時に起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ坤為地☷☷初爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○坤は、元いに亨る。牝馬の貞に利し。君子往く攸有り。先んずれば迷い、後るれば主を得。西南に朋を得、東北に朋を喪うに利し。貞に安んずれば吉。
▼柔順に柔順を重ねた坤の時は、貴方が担っている役割(貴方が仕えている人が発した根源的なエネルギー・一大元氣・命令=「易経の布教」を受け容れる貴方の度量)の大きさに応じて成就する。貴方は脇役としての自分の役割をはっきりと認識して、雌馬が雄馬に柔順に従うように、貴方が仕えている人の命令に従うが宜しい。今の貴方には脇役の君子(主人の命令を柔順に受け容れる忠実な臣下)として進むべき道がある。貴方は脇役(臣下)なので自分が先頭に立てば道に迷うが、雌馬が雄馬に仕えるように、今、貴方が仕えている人の命令(易経の教え)に柔順に従えば、貴方が生涯仕える人物や組織に巡り逢うことができる。貴方が西南(坤・陰の方角)の地(貴方の故郷)に居る時は、家族や友達との関係を大切にしなさい。親元を離れて東北(艮・陽の方角)の地(社会)に赴けば家族や友達と離れ離れになるが、それが脇役の君子の道だから、宜しいのである。貴方は脇役の君子として、貴方が今、仕えるべきリーダーの命令(易経の教え)に柔順に従うが宜しい。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○初六。霜を履みて堅氷至る。
▼初六は雄馬(剛陽のリーダー)に柔順に従う雌馬(柔陰の臣下)の君子の始まり(易経の布教の初期段階)であるから、どんなに小さな悪事(貴方が属する組織が求める人物像に反する事=易経の教えを歪曲すること)でも見逃してはならない。初霜を履む季節が来れば、やがて堅い氷が張る厳寒の季節が到来するように、小さな悪事(初霜)を見逃せば(積小)、やがて大きな悪事(堅氷)に至る(為大)のである。
 さて今日は家内と一緒に八時前に家を出た。用事を終え昼食を頂き、帰宅したのは昼過ぎ。夕方まで「みんなの易経」を執筆。夜は恒例の白倉塾(易経講座)。二十時から二十二時まで開講。

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