・九月七日土曜日
三時一寸過ぎに起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ水澤節☵☱五爻が出た。
卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○節は亨る。苦節は貞にす可からず。
▼節は澤(下卦兌)の上に水(上卦坎)が過不足なく満ちて、程よい節度(中庸に「喜怒哀楽の未だ発せざる之を中と謂う。発して皆な節に中る。之を和と謂う」とある。喜怒哀楽の感情の中で、その時々に適切に対処することが調和であり、その調和を「程よい節度」と云う)を保ちながら、険阻艱難(上卦坎)に悦んで順う(下卦兌)ことができる。
それゆえ何事も(易経の普及も)順調に進むのである(節は亨る)。節度は程よい節度(喜怒哀楽の感情の中でその時々に適切に対処する)だから何事も順調に進むのである。程よい節度を超えた節度を苦節(喜怒哀楽の感情の中で過度に対処しようとする)と云うが、苦節(強引に易経を普及させることに)は無理があるから、固く守り続けることはできないのである。
爻辞を解釈すると次のようになる。
○九五。甘節なり。吉。往きて尚ばるる有り。
▼九五は剛健中正の理想的な天子(トップ=易経の教え)である。程よい節度を定めて物事を節制する節の時に中り、甘美で(険しい事にも喜び楽しみ適切に対処できる)程よい節度(法律や規則)を制定するので臣民に慕われている。それゆえ、何事も順調に進んで行く。このやり方をさらに押し進めて安寧な社会(国家・組織)を実現すれば、さらに臣民(部下や国民)から慕われて、尊崇されるようになるであろう。
さて今日は土曜日なので、YouTubeの動画を六日分収録して、「みんなの易経」の執筆をして、その後はゆっくり過ごした。