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易占徒然日記 57

・八月七日水曜日
 四時に起床。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ雷火豊☳☲二爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○豐は亨る。王、之に假る。憂ふる勿れ。日の中するに宜し。
▼豐は盛運(吉運)の極みである。(易経の)明らかな智慧(下卦離)で世の中の状況や情勢を見極めて、雷光が轟き渡るように動いている(上卦震)。それゆえ、何事(仕事も生活)も盛んに伸びて国や社会は豊かになる。権威と権力を兼ね備えた天子(トップ=易経の権威)が到達する豊かさの極みである。盛者必衰の理を過度に心配することはない。中天に輝く太陽になったつもりで萬民を遍く照らすことが肝要である。だが、盛運(吉運)は衰運(凶運)に向かって行くこと(易経の陰陽消長の循環)を覚悟して(踏まえて)おくべきである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○六二。其蔀を豐にす。日の中するに斗を見る。往きて疑疾を得。孚有り發若すれば、吉。
▼六二(易経を学ぶわたし)は柔順中正で離の主爻ゆえ明智と明德を兼ね備えた賢臣(素直に易経を学ぶ存在)である。だが、応じるはずの六五の天子(トップ=易経の権威)は柔弱不正の暗君(地火明夷のような異常事態)なので、賢臣六二と協力して豐の道(盛運の極み=易経の教訓)を全う(活用)できない。その上、灌木雑草が盛んに繁茂して日光を遮断するから、白昼に北斗七星が見えるように、世の中は真っ暗闇になる。賢臣六二(わたし)が自ら進んで諫言しようとすれば、六五の天子(トップ=易経の権威)は暗君なので疑われて疾まれるのが関の山である。だが、それでも諦めることなく真心で六五の暗君を啓蒙すれば、(易経を学び続ければ)やがては豐の道(盛運の極み)を取り戻す(易経の教訓を活用する)こともできる。
 さて今日は毎週恒例のオンライン易経講座を九時から十時半まで開講して、その後、「みんなの易経」の執筆。夕方十七時半前に出かけて、十八時から二十時まで山梨文化学園の易経講座。二十時半頃帰宅して遅めの夕食と晩酌。外はもの凄い雷と雨である。

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