・八月二日金曜日
昨夜早く寝たので、三時前に起床した。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ風水渙☴☵初爻が出た。
卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○渙は亨る。王、有廟に假る。大川を渉るに利し。貞しきに利し。
▼渙は組織や社会が離れ散る時。風(上卦巽)が吹き荒れて、水(下卦坎)が水面を離れ散る形をしている。一度は離れ散ってしまった組織や社会の体制を再び一つにまとめれば、終には物事がうまく進んで行くようになる。例えば何らかの困難に見舞われて何かが離れ散ってしまった時には、王様(組織や社会のトップ)がお霊屋にお参りして御先祖様(神仏)をお祭りすれば、御先祖様(神仏)も陰で応援してくれる。御先祖様(神仏)を大事にする王様(組織や社会のトップ)の姿を見て、臣民(部下や国民)は王様(組織や社会のトップ)を尊崇するようになり、組織や社会を構成する人々の心は一つにまとまる。組織や社会が一つにまとまれば大きな河を渡るような困難もみんなで乗り越えることができる。常に正しい道(組織を一つにまとめること)を固く守ることが肝要である。(今日一日ご先祖様に感謝する気持ちが大切である)
爻辞を解釈すると次のようになる。
○初六。用て拯うに馬壯んなり。吉。
▼組織や社会の体制が離散する渙の時の始めに居て、離散の試練に苦しんで(下卦坎)いる。初六(わたし)は柔弱不正(陰爻陽位)で位卑しく力不足だから、自分の力では離散の困難を救うことはできない。そこで、馬のように精力盛んな九二(ご先祖様)の力を借りる。九二は剛健にして中庸の德を具えており、初六と比している。初六と九二が協力して離散の困難に立ち向かえば、終には(九五の段階で九五の天子=天照大御神が発する大号令に従って)離散の困難を克服することができる。
さて今日は、早朝からお昼まで「みんなの易経」の執筆を行い、午後からは山梨文化学園に行って、易経講座の講師を務めた。夕方帰宅して晩酌と入浴の後、「みんなの易経」の続きを執筆した。