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八卦の研究 三十一

坤☷ 下卦が坤の六十四卦 卦の占断キーワード

二.坤為地
初爻 △霜を履(ふ)みて堅(けん)氷(ぴよう)とは、陰の始めて凝(こ)る也。
二爻 ○習(なら)わざれども、利(よろ)しからざる无(な)し。
三爻 △章(あや)を含みて貞(てい)にす可(べ)し。

八.水地比
初爻 ○它(た)の吉有る也。
二爻 ○之(これ)に比すること内(うち)よりす。貞にして吉。
三爻 ×之に比する、人に匪(あら)ず、亦(また)傷(いた)ましからず乎(や)。

十二.天地否
初爻 △貞(てい)なれば吉(きつ)にして亨(とお)る。
二爻 △小人は吉。大(たい)人(じん)は否(ふさ)がりて亨る。
三爻 △羞を包むとは、位當らざれば也。

十六.雷地豫
初爻 ×鳴(めい)豫(よ)す。凶。
二爻 ○石(いし)に介(かい)す。日を終えず。貞(てい)にして吉(きつ)。
三爻 △悔(く)ゆること遅ければ悔(くい)有り。

二十.風地観
初爻 △小(しよう)人(じん)は咎(とが)无し。君子は吝(りん)。
二爻 △闚(き)觀(かん)す。女(じよ)の貞(てい)に利(よろ)し。
三爻 △我が生を觀(み)て進退すとは、未(いま)だ道を失わざる也。

二三.山地剝
初爻 ×貞を蔑(ほろ)ぼす。凶。
二爻 ×貞を蔑(ほろ)ぼす。凶。
三爻 △咎(とが)无(な)しとは、上下を失えば也。

三五.火地晋
初爻 ○貞(てい)にして吉。孚(まこと)とする罔(な)し。裕(ゆたか)なれば咎(とが)无(な)し。
二爻 ○貞(てい)にして吉。玆(こ)の介(かい)福(ふく)を其(そ)の王(おう)母(ぼ)に受(う)く。
三爻 △衆(しゆう)允(まこと)とす。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。

四五.澤地萃
初爻 △恤(うれ)ふる勿れ。往きて咎无し。
二爻 ○引かるれば吉。咎无し。孚あり、禴(やく)を用ふるに利し。
三爻 △利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し。往(ゆ)けば咎无し。小(すこ)しく吝(りん)。

 下卦が坤の六十四卦に関する下卦坤の占断の吉凶悔吝を分析すると、次のようになる。
 坤為地の下卦坤△○△、水地比の下卦坤○○×、天地否の下卦坤△△△、雷地豫の下卦坤×○△、風地観の下卦坤△△△、山地剝の下卦坤××△、火地晋の下卦坤○○△、澤地萃の下卦坤△○△となる。
 ○△×を集計すると、○が七(二九・一%)、△が十三(五四・一%)、×が四(十六・六%)となる。

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