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八卦の研究 二十

巽☴ 下卦が震の六十四卦 爻の占断キーワード

初爻 吉運の占断は少ない
 ☶☴ ○子(こ)有り、考(ちち)咎(とが)无(な)し。厲(あや)うけれども終(つい)に吉(きつ)。
 ☱☴ △藉(し)くに白(はく)茅(ぼう)を用(もち)う。咎(とが)无(な)し。
 ☳☴ ×貞(ただ)しけれども凶。利しき攸(ところ)无(な)し。
 ☰☴ ×貞(てい)にして吉。往(ゆ)く攸(ところ)有れば凶を見る。
 ☷☴ ○允(まこと)に升(のぼ)る。大(だい)吉(きつ)。
 ☵☴ △舊(きゆう)井(せい)、禽(とり)无(な)しとは、時舍(す)つる也(なり)。
 ☲☴ △妾(しよう)を得て其(その)子を以てす。咎(とが)无(な)し。
 ☴☴ △武(ぶ)人(じん)の貞に利し。

二爻 吉運の占断が半分
 ☶☴ ○母の蠱(こ)に幹(かん)たりとは、中(ちゆう)道(どう)を得(え)る也(なり)。
 ☱☴ ○老(ろう)夫(ふ)、其(そ)の女(じよ)妻(さい)を得(う)。利(よろ)しからざる无(な)し。
 ☳☴ △悔(くい)亡(ほろ)ぶるは、能(よ)く中(ちゆう)に久しければ也。
 ☰☴ ○咎(とが)无(な)し。賓(ひん)に利(よろ)しからず 
 ☷☴ ○九二の孚(まこと)は、喜び有る也(なり)。
 ☵☴ △井(せい)谷(こく)、鮒(ふな)に射(そそ)ぐ。甕(かめ)敝(やぶ)れ漏(もれ)る。
 ☲☴ △我が仇(きゆう)、疾(やまい)有り。我に即く能はず。吉。
 ☴☴ ○史(し)巫(ふ)を用ふること紛(ふん)若(じやく)たり。吉にして咎(とが)无(な)し。

三爻 吉運の占断はほとんどない
 ☶☴ △小(すこ)しく悔(くい)有り。大(だい)なる咎无し。
 ☱☴ ×棟(むなぎ)橈(たわ)む。凶。
 ☳☴ △或(ある)いは之(これ)に羞(はじ)を承(すす)む。貞(ただ)しけれども吝(りん)。
 ☰☴ △厲(あやう)けれども大いなる咎无し。
 ☷☴ ○虚(きよ)邑(ゆう)に升(のぼ)るとは、疑(うたが)ふ所无(な)き也(なり)。
 ☵☴ △王の明らかなるを求むるは、福を受くる也。
 ☲☴ △方(ほう)に雨ふれば悔(くい)を虧(か)く。終(つい)に吉。
 ☴☴ △ 頻(しき)りに巽(そん)するの吝(りん)は、志窮(きわ)まる也。

 下卦が巽の六十四卦に関する下卦巽の爻の占断の吉凶悔吝を集計すると、初爻は○と×が各二(各二五%)、△が四(五〇%)となる。二爻は○が五(六二・五%)、△が三(三七・五%)となる。三爻は○が一(十二・五%)、△が六(七五%)、×が一(十二・五%)となる。

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