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八卦の研究 十四

震☳ 上卦が震の六十四卦 爻の占断キーワード

四爻 吉運の占断少ない
 ☳☷ ○大いに得る有り。疑(うたが)う勿(なか)れ。朋(とも)盍(あ)い簪(あつ)まる。
 ☳☴ △田(かり)に禽(えもの)无(な)し。
 ☳☰ ○貞(てい)にして吉(きつ)、悔(くい)亡(ほろ)ぶ。
 ☳☵ △而(なんじ)の拇(ぼ)を解(と)けとは、未(いま)だ位(くらい)に當らざれば也。
 ☳☳ △震(しん)遂(つい)に泥(なず)むとは、未だ光(おおい)ならざる也(なり)。
 ☳☱ △妹を歸(とつ)がするに期(き)を愆(す)ぐ。歸(とつ)ぐを遲(ま)つこと時有り。
 ☳☲ ○日(ひ)の中(ちゆう)するに斗(と)を見る。其(その)夷(い)主(しゆ)に遇へば、吉。
 ☳☶ △往けば厲し。必ず戒めよ。用ふる勿れ。永く貞なれ。

五爻 半分は吉運の占断
 ☳☷ △貞(てい)にして疾(や)む。恆(つね)にして死せず。
 ☳☴ △婦人は吉。夫子は凶
 ☳☰ ○羊(ひつじ)を易(さかい)に喪(うしな)う。悔(くい)无(な)し。
 ☳☵ ○君子維(こ)れ解(と)く有り。吉。小人に孚(まこと)有り。
 ☳☳ △往くも來(きた)るも厲し。億(おもんばか)りて事有るを喪(うしな)ふ无(な)し。
 ☳☱ ○月、望に幾(ちか)し。吉。
 ☳☲ ○六五の吉は、慶(よろこび)有る也。
 ☳☶ △密雲、雨ふらずとは、已(はなはだ)だ上(のぼ)れば也。

上爻 半分は凶運の占断
 ☳☷ △冥(めい)豫(よ)す。成(な)れども渝(かわ)る有れば、咎(とが)无し。
 ☳☴ ×恆(つね)を振(ふる)う。凶。
 ☳☰ △利(よろ)しき攸(ところ)无(な)し。艱(なや)めば則(すなわ)ち吉。
 ☳☵ ○之(これ)を獲(え)て利(よろ)しからざる无(な)し。
 ☳☳ △凶なりと雖(いえど)も咎(とが)无(な)し、鄰(となり)を畏(おそ)れて戒(いまし)むる也(なり)。
 ☳☱ ×士、羊を刲(さ)きて血无(な)し。利しき攸(ところ)无(な)し。
 ☳☲ ×闃(げき)として其れ人(ひと)无(な)し。三歳まで覿(み)ず。凶
 ☳☶ ×飛(ひ)鳥(ちよう)、之に離(かか)る。凶。是(これ)を災(さい)眚(せい)と謂(い)ふ。

 上卦が震の六十四卦に関する上卦震の爻の占断の吉凶悔吝を集計すると、四爻は○が三(三七・五%)、△が五(六二・五%)となる。五爻は○と△が各四(各五〇%)となる。上爻は○が一(十二・五%)、△が三(三七・五%)、×が四(五〇%)となる。

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