離☲ 上卦が離の六十四卦 爻の占断キーワード
四爻 吉運の占断少ない
☲☰ ○其(そ)の彭(さかん)なるに匪(あら)ず、咎无しとは、明(めい)辨(べん)晢(あきらか)なる也。
☲☳ ○艱(かん)貞(てい)に利(よろ)し、吉とは、未(いま)だ光(おお)いならざる也。
☲☲ ×突如として其(そ)れ來(らい)如(じよ)たりとは、容(い)るる處(ところ)无(な)き也(なり)。
☲☷ △貞なれども厲(あやう)しとは、位(くらい)當(あた)らざれば也。
☲☱ △交(こも)々(ごも)孚(まこと)あり咎无しとは、志行わるる也(なり)。
☲☴ ×足を折る。公の餗(そく)を覆(くつがえ)す。其(その)形(かたち)渥(あく)たり。凶。
☲☶ △其(その)資(し)斧(ふ)を得(う)とは、心未(いま)だ快(こころよ)からざる也。
☲☵ ○貞にして吉。悔(くい)亡ぶ。
五爻 大凡吉運の占断
☲☰ ◎威(い)如(じよ)の吉は、易にして備(そな)うる无(な)き也(なり)。
☲☳ △貞(てい)にして厲(あやぶ)む、咎无しとは、當(とう)を得れば也。
☲☲ ○沱(た)若(じやく)たり。戚(うれ)へて嗟(さ)若(じやく)たり。吉(きつ)。王(おう)公(こう)に離(つ)けば也(なり)。
☲☷ ○失得恤ふる勿れとは、往きて慶び有る也。
☲☱ ○往(ゆ)きて何の咎(とが)あらん。往(ゆ)きて慶(よろこび)有る也。
☲☴ ○鼎(かなえ)黄(こう)耳(じ)にして、金(きん)鉉(げん)あり。貞しきに利し。
☲☶ ○終に以て譽命ありとは、上(かみ)逮(およ)ぶ也。
☲☵ ○貞にして吉、悔无し。君子の光なり。孚(まこと)有り、吉。
上爻 吉運の占断少ない
☲☰ ◎大有の上(じよう)吉(きつ)は、天より祐(たす)くる也(なり)。
☲☳ △校(こう)を何(にな)いて耳を滅(めつ)す、聰(き)くこと明らかならざる也。
☲☲ △獲(え)ること其(そ)の醜(たぐい)に匪(あら)ず。咎(とが)无(な)し。
☲☷ △厲(あやう)けれども吉にして咎(とが)无(な)し。貞(てい)なれども吝(りん)。
☲☱ ○雨に遇うの吉は、群(ぐん)疑(ぎ)亡(ほろ)ぶれば也(なり)。
☲☴ ◎大吉にして利しからざる无(な)し。
☲☶ ×旅(たび)人(びと)先(さき)には笑ひ、後(のち)には號(ごう)咷(とう)す。牛を易(やすき)に喪(うしな)ふ。凶。
☲☵ △孚(まこと)有り。咎无し。其(その)首(こうべ)を濡らせば、是(ぜ)を失う。
上卦が離の六十四卦に関する上卦離の爻の占断の吉凶悔吝を集計すると、四爻は○と△が各三(三七・五%)、×二(二五%)となる。五爻は◎が一(十二・五%)、○が六(七五%)、△が一(十二・五%)、◎と○の吉運の割合は八七・五%となる。上爻は◎が二(二五%)○が一(十二・五%)、△が四(五〇%)、×が一(十二・五%)、◎と○の吉運の割合は三七・五%となる。