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しらす神々 その十六

「かみ」のやしろの建立

諏訪湖まで「みな」の神を追いかけて行って、楽園を譲ることを承諾させた「みか」の神は「おおくに」の神の所に戻ってきて、「みな」の神との顛末を説明し、「おおくに」の神に楽園を「ほのみみ」の神に譲ることを承諾してもらおうとした。
すると「おおくに」の神は、「わかりました。喜んで『ほのみみ』の神に楽園をお譲りしましょう。ただ、一つだけお願いがあります。楽園をお譲りした後、わたしは引退して姿を
隠したいと思っておりますが、わたしの御霊をお祀りするための立派な『かみ』のやしろを建立して頂きたいと思います」と言った。
「おおくに」の神のお願いを了解した「みか」の神は、神々の中から大工の神を呼び寄せて、立派な「かみ」のやしろを建立させた。「おおくに」の神は大変喜んで「かみ」のやしろにお隠れになった。
さて、今回は「おおくに」の神から、楽園を譲り受けることができたが、これから先、「かみ」のやしろにお祀りされた「おおくに」の神が、楽園を創り上げたのは自分だから、自分には楽園を統治する資格があると主張して甦ってくるかもしれない。そこで、「みか」の神は「おおくに」の神が甦ってこないように、「かみ」のやしろに次のような仕掛けを施した。以下省略。

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