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易経(周易)を読み解く 百四七(地風升 初二三)

初六 ‥‥‥ ――‥ (地風升) 之卦 十一地天泰

初六。允升。大吉。
○初六。允(まこと)に升(のぼ)る。大(だい)吉(きつ)。
 初六は柔弱不中正で六四とは応じないが、下卦巽の主爻(升の成卦主)なので、巽順の德を具えており升(のぼ)る時を得ている。また剛健にして中庸の德を具えている九二の賢人と比するので、九二と一緒に升り進んで六五の天子(トップ)に通じる。上卦坤(地)と下卦巽(木)で成る形において、初六は根、九二と九三は幹である。初六は九二と九三と共に上卦坤から養分を吸収してぐんぐん成長していく。
 すなわち、初六は「時機(巽の木が坤の地から養分を得て升る時)」と「道德(巽順と柔順)」と「応援(六五と九二が正しく応じている)」の三德が揃っているので、九二・九三から信頼され、ぐんぐん升り進んで行く。それゆえ、大いに幸運を招き寄せる。
象曰、允升、大吉、上合志也。
○象に曰く、允(まこと)に升(のぼ)る。大(だい)吉(きつ)とは、上(かみ)、志を合(あ)はする也。
 小象伝は次のように言っている。初六は九二と九三と共に上卦坤から養分を吸収してぐんぐん升り進んで行き、大いに幸運を招き寄せる。初六(木の根)と九二と九三(幹)が志を同じくして、六五の天子(トップ)の下(もと)に升(のぼ)り進んで行くからである。

【以下、高島易断から占いとしての見立てを引用】
〇常に謙遜して低い姿勢を貫けば(腰を低くして人に接すれば)、上司や先輩から信頼されて、共に立身出世する時である。
○上の方は静かだけれども、下の方は活発に動き、漸次(徐々)に高い所に登っていく(上昇する)時である。
○泰然と構えていれば自然に通じる時である。風が遍く行き渡るように、万事支障なく成就する。 ○吉運が到来する予兆が現れる。
○上の地位に在る人と志を合わせて、共に上昇する時である。
○安易に(気まぐれで)進んではならない。毎日少しずつ小さな事をコツコツと積み上げていくように進むべきである。

以下省略。次の書籍をご覧ください。

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