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天命に生きる日本の教え 渡辺京二著「逝きし世の面影」に学ぶ

ⅩⅨ 第十章 子どもの楽園

日本について「子どもの楽園」という表現を最初に用いたのはオールコックである。彼は初めて長崎に上陸したとき、「いたるところで、半身または全身はだかの子供の群れが、つまらぬことでわいわい騒いでいるのに出くわ」してそう感じたのだが、この表現はこののち欧米人訪日者の愛用するところとなった。(P388)
(オールコック「大君の都・下巻」岩波文庫一九六二年)

事実、日本の市街は子どもであふれていた。スエンソンによれば、日本の子どもは「少し大きくなると外へ出され、遊び友達にまじって朝から晩まで通りで転げまわっている」のだった。(P388)
(スエンソン「江戸幕末滞在記」新人物往来社・一九八九年)
モースは言う。「私は日本が子供の天国であることをくりかえさざるを得ない。世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供のために深い注意が払われる国はない。ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい」。
(P390)(モース「その日・2」)

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