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天命に生きる日本の教え 渡辺京二著「逝きし世の面影」に学ぶ

「日本女性は慎み深さを欠いているとずいぶん非難されているが、西欧人の視点から見た場合、その欠け具合は並大抵ではない。とはいえそれは、本当に倫理的な意味での不道徳というよりはむしろ、ごく自然な稚拙さになる。…日本女性が自分の身体の長所をさらけ出す機会を進んで求める様な真似を決してしないことは、覚えておいてよいだろう。風呂を浴びるとか化粧をするとかの自然な行為をする時に限って人目をはばからないだけなのである。私見では、慎みを欠いているという非難はむしろ、それら裸体の光景を避けるかわりにしげしげと見に通って行き、野卑な視線で眺めては、これはみだらだ、叱責すべきだと恥知らずにも非難している外国人の方に向けられるべきであると思う」。(スエンソン「江戸幕末滞在記」新人物往来社・一九八九年)(P303)

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