サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

【占】この爻(六四)が出たら、蒙昧で無知ゆえ、どうでもよいことに心を苦しめる時とする。謙虚に先生から教えを乞い、自分自身でよく考え、これまでの至らなさを反省すべきである。そうでなければ、一生無知蒙昧のままで終わってしまうだろう

【占例】下関償金が米国から返還されるか否かを占った
明治十四年一月わたしは熱海で休養していた。熱海は北に山を背負い南に海が広がっており、その気候は東京よりも遙かに暖かいので、冬から春にかけて療養や避寒を目的とした客が四方から大勢集まってくる。ある時わたしは温泉宿「今井方(今井旅館)」に滞在していた。ある日同宿していた華族の島津君及び神奈川県令の野村靖、判事の白上直方、領事の小林端一、朝野新聞社主の成島柳北、旧水戸家令の長谷川清の諸君がわたしの座敷に集まり碁を囲んでいた。しばらくするとまた来客があった。招き入れて顔を見ると大隈、伊藤、井上の三参議及び安藤、落合、矢野、伊藤の書記官、林軍医総監等の諸君である。

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