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易経(周易)を読み解く 百三一(山澤損 全体)

四一 山(さん)澤(たく)損(そん) ―‥‥艮山 ‥――兌澤
互卦 二四地雷復  綜卦 四二風雷益  錯卦 三一澤山咸

損、有孚。元吉无咎。可貞。利有攸往。曷之用。二簋可用亨。
○損(そん)は孚(まこと)有り。元(げん)吉(きつ)。咎(とが)无(な)し。貞(てい)にす可(べ)し。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し。曷(なに)をか之(これ)用(もち)ひん。二(に)簋(き)、用(もつ)て亨(とお)す可(べ)し。
 損は下(内)を減らして上(外)を増やす(上司に贈り物をしたり、政府が増税したりする)時。真心があれば大いに宜しきを得て、幸運を招き寄せる。人から咎められることもない。正しい道(道德)を固く守れば大きな事を進めても宜しい。下(内)を減らして上(外)を増やす損の時に神仏をお祀りするのは、どのようにしたらよいのだろうか。
 損の時にはいつもよりも質素なお供え物であっても、貴方に真心があれば、神様仏様はその真心を快く受け入れてくださるであろう。

以下省略。次の書籍をご覧ください。

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