サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

それゆえ、天から命の泉のようなパワーを承けて(受けて)君子たる君主を立て道徳(仁義)に順わなければならない。天から命の泉のようなパワーに順うことが坤の道の元いなる徳(坤元)である。坤為地は上下共に坤であり、坤が重なって厚い(重厚)形(象)である。人においては心も行動も篤実な形(象)である。大地は厚いので山岳を載せても重いと感じない。大河や大海を容れても洩らすことはない。万物を上に載せて発育する。このことを「坤厚くして物を載(の)せ」と言う。天の氣(パワー)が流通するから雲が湧き上がって慈雨が降ってくる。天の徳は限りないけれども、坤の徳は厚くこれを承けて洩らすことがない。限りない天の徳に応じているので、坤の徳もまた限りないのである。このことを「德无(む)疆(きよう)に合う」と言う。

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