サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

おおよそ占いたいと思う事項があって占筮しようとする人は、先ず手を洗い、口を濯ぎて 身体を浄め、心を静かにして、人気がなく物静かな部屋に端坐して謹んで筮竹を扱うべし。筮竹の数は五十本である。この五十本の筮竹は数学的な変化によって神仏と感通するための神事に用いられる品々の一つである。筮竹の扱い方は五十本の中から一本を取り出してこれを太極に象って筮筒に立てて残りの四十九本を左の手で筮竹の本(下の方)を握り、末(上の方)を扇形に開いて右手の親指を扇形の中央に軽く添え、残った四本の指を筮竹の裏側に添えて、筮竹を額(おでこ)の上に捧げるようにして占おうとする内容を心に念じ、目を閉じて息を潜め誠意正心(大学の八条目)の気持ちで神仏と額で心を合わせて神仏からメッセージを受け取るような気持ちで精神を統一し、一点の私心を挟まず至誠が極まった瞬間に右の親指で筮竹を二分する。 占筮中至誠の心が極まった時が神仏と感通できる時である。感通は電気が身体中に行き渡るようで言葉に表すことはできない。神仏と心が通じたと感じた瞬間、間髪を容れずに筮竹を二分することが肝要である。

白倉信司. 明治十九年出版 高島易斷 卷第一 現代語訳 (p.20). Kindle 版.

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