■窮(きゆう)変(へん)通(つう)久(きゆう) 窮すれば変ずる。変ずれば通ずる。通ずれば久しい。困窮するからこそ変化することができる。困窮しない状態では変化を嫌うものである。その変化の方向性と大きさが妥当であれば物事が開ける、通じるようになる。物事が開けて通じるようになれば、その状態は幾久しく続くようになる。けれども、一定の期間が経過すれば、また、困窮するようになり、変化することが求められる。これを繰り返していくのである。
易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。
そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。
本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。
日本の教え研究家 白倉信司

