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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)

易経不(ふ)易(えき)の法則

■吉(きつ)凶(きよう)悔(かい)吝(りん) 吉は吝(怠惰)を経て凶に向かい、凶は悔(後悔)を経て吉に向かう。大學(四書五経の一つ)にある「忠信以て之を得、驕怠以て之を失う」と同じ意味である。人間は報われない状況(凶の状態)にあると、自分のこれまでの考え方や言行を反省して改善する。その行為が一定の量と質に達すると報われた状況(吉の状態)に移行する。これが凶と悔と吉の関係であり、大學の「忠信以て之を得/素直で真心があり一生懸命物事に取り組めば、功を上げて、地位や名誉や富を得ることができる」である。けれども、人間は報われた状況(吉の状態)にあると、調子に乗ったり、これまでの努力を少しずつ怠るようになる。その行為が一定の量と質に達すると報われた状況(吉の状態)から報われない状況(凶の状態)に移行する。これが吉と吝と凶の関係であり、大學の「驕怠以て之を失う/功を上げて、地位や名誉や富を得ると、少しずつ傲り高ぶり怠るようになり、地位や名誉や富を失う」である。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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