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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)61

六十一.風澤中孚 ☴ ☱ 真心(孚)に満ち溢れている時

□中(ちゆう)孚(ふ)は、豚(とん)魚(ぎよ)吉。大川を渉るに利し。貞しきに利し。
 私心なく真心に満ち溢れている。真心があれば誰もが感動する。何事も幸運を招き寄せる。
◎象に曰く、澤の上に風有るは、中孚なり。君子以て獄(ごく)を議し死を緩(ゆるや)かにす。
 ☆自分から誠実に対応すれば相手も誠実に応じてくれる。よく話し合ってから悪事を裁く。
○初九。虞(おもんばか)れば吉。他(た)有れば燕(やす)からず。
 ☆上の人六四の真心を信頼して心を寄せれば幸運を招き寄せる。疑えば心安らかならず。
○九二。鳴(めい)鶴(かく)、陰に在り。其(その)子(こ)、之(これ)に和す。我、好(こう)爵(しやく)有り、吾、爾(なんじ)と之(これ)を靡(とも)にせん。
 ☆上の人九五と共に私心なく和合一致する。お互いの真心が通じ合い盛運に向かっていく
○六三。敵を得(え)、或(あるい)は鼓(こ)し或は罷(や)め、或は泣き或は歌ふ。
 ☆定見がなく支離滅裂なので何をやっても上手く行かない。やり過ぎる佞(ねい)人(じん)の哀れな物語。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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