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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)50

五十.火風鼎 ☲ ☴ 白紙になった世の中を再構築する時

□鼎(てい)は元(げん)吉(きつ)、亨(とおる)る。
 変革後の組織や社会の制度を刷新して、より善い組織や社会の制度を新たに構築する時。
◎象に曰く、木の上に火有るは鼎(てい)なり。君子以て位を正し命(めい)を凝(な)す。
 ☆組織や社会の制度が改まり新しい形ができる時。苦労を経て、その後吉運を招き寄せる。
○初六。鼎(かなえ)、趾(あし)を顚(さかさま)にす。否(あしき)を出(いだ)すに利し。妾(しよう)を得て其(その)子を以てす。咎(とが)无(な)し。
 ☆古い習慣や制度の弊害を全て取り除き、気持ちを刷新し新しい方針に従えば時が開ける。
○九二。鼎、實(じつ)有り。我が仇(きゆう)、疾(やまい)有り。我に即く能はず。吉。
 ☆古い秩序を一掃する段階。あなたが新しい秩序を見事に打ち立てれば吉運を招き寄せる。
○九三。鼎の耳革(あらた)まる。其(その)行(こう)塞(ふさ)がる。雉(きじ)の膏(こう)、食はれず。方(ほう)に雨ふれば悔(くい)を虧(か)く。終(つい)に吉。
 ☆やり過ぎると積み上げてきた事をひっくり返してしまう。大きな災害を招き寄せる時。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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