サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)42

四十二.風雷益 ☴ ☳ 下が得してみんなも得する時

□益は、往(ゆ)く攸(ところ)有るに利し。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利(よろ)し。
 上を減らして下を益すれば全体を益する時。困難に挑戦しても宜しい。きっと成功する。
◎象に曰く、風(ふう)雷(らい)は益なり。君子以(もつ)て善を見れば則(すなわ)ち遷(かえ)り、過(あやまち)有れば則(すなわ)ち改(あらた)む。
 ☆盛運の時。よく修養して善き人から学び、善からぬ人を反面教師とすれば幸運を招く。
○初九。用(もつ)て大(たい)作(さく)を爲(な)すに利し。元(げん)吉(きつ)。咎无し。
 ☆上を減らして下を益する時において、上の人(六四)に抜擢されて大事業を成し遂げる。
○六二。或(あるい)は之(これ)を益す。十(じつ)朋(ぽう)の龜(き)も違(たが)う克(あた)はず。永(えい)貞(てい)にして吉。王用(もつ)て帝に享(とお)す。吉。
 ☆柔順な賢臣のあなたは九五を始め色々の人から益を与えられる果報者。大吉運を招く。
○六三、之(これ)を益すに凶(きよう)事(じ)を用(もち)ふ。咎无し。孚(まこと)有り中(ちゆう)行(こう)あり。公に告(つ)ぐるに圭(けい)を用(もち)ふ。
 ☆あなたは非常時に用いられる。艱難辛苦を克服するために真心で困難に適切に対処する。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

モバイルバージョンを終了