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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)36

三十六.地火明夷 ☷ ☲ 六十四卦中最も嫌な暗黒の時

□明(めい)夷(い)は、艱(かん)貞(てい)に利(よろ)し。
 太陽が大地の下に沈み、暗君が支配する暗黒の時。異常事態なので道德を固く守るがよい。
◎象に曰く、明、地の中に入(はい)るは明(めい)夷(い)なり。君子以(もつ)て衆に涖(のぞ)むに、晦(くら)きを用いて明らかなり。
 ☆明智・明德を表に出すと権力者に抑圧され不測の災難に見舞われる。陰徳を積むがよい。
○初九。明(めい)夷(やぶ)る。于(ゆ)き飛び、其(そ)の翼(つばさ)を垂(た)る。君子于(ゆ)き行(ゆ)きて三日食わず。往(ゆ)く攸(ところ)有り。主人言有り。 ☆万事において時運衰退の時。現状維持も難しい。危険を察したら直ぐに逃げよ。
○六二。明(めい)夷(やぶ)る。左(さ)股(こ)を夷(やぶ)る。用(もつ)て拯(すく)うに馬壮(さかん)なれば吉(きつ)。
 ☆暗黒の時は耐えるしかない。常に慎み警戒し災難に遭遇したら速やかに逃げ去るがよい。
○九三。明(めい)夷(やぶ)る。于(ゆ)きて南に狩(かり)す。其(そ)の大(たい)首(しゆ)を得(う)。疾(はや)くす可(べ)からず。貞(てい)。
 ☆(時が至れば)暗君を討伐することができる。今は止まり時が至ったら進んで行くべし。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司

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