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ネコちゃん占い師の占筮日記305

十一月三日 月曜日 四.山水蒙☶☵六五

三時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「高市政権に代わって日本の政治はどうなるか」を占筮したところ山水蒙☶☵六五が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○蒙は亨(とお)る。我、童(どう)蒙(もう)に求むるに匪(あら)ず。童蒙、我に求む。
初(しよ)筮(ぜい)は告ぐ。再三すれば瀆(けが)る。瀆るれば則ち告げず。貞しきに利し。

蒙の時は無知蒙昧な幼児(童蒙)に例えられる。童蒙は蒙昧なので何をやっても通じないが、適切な先生について教えを受ければ、蒙を啓くことができる。

先生(我=九二)から進んで童蒙を教え導いてはならない。童蒙(蒙昧な指導者=六五)から進んで師に教えを求めるのである。

蒙の時を占筮に例えて言えば、最初の筮に現れた吉凶禍福に絶対服従すべきである。それを疑い、再び占筮を求める人は蒙昧なので二度と占筮してはならない。

童蒙が素直な心で先生に教えを求めれば教え導くが、少しでも疑う心が見えれば教えてはならない。童蒙も先生も正しい道を固く守れば、蒙の時は啓ける(啓蒙できる)。

マロンだニャン。山水蒙☶☵は「蒙を啓く(啓蒙する)時だニャン。卦辞・彖辞には「先生(我=九二)から進んで童蒙を教え導いてはならない。童蒙(蒙昧な指導者=六五)から進んで師に教えを求める」とあるが、童蒙六五が高市総理だニャン。とすると先生九二が誰かということを考えることだニャン。答えは一人には特定できないけれども高市総理のブレーンが該当するニャン。特に積極的な財政出動を実現するためには今回ブレーンとして任用されたと伝わるクレディ・アグリコル証券の会田卓司チーフエコノミストに代表されるエコノミストの教えを高市総理がしっかりと理解するかにかかっていると思われるニャン。ブレーンの意見をしっかり理解すれば「蒙の時は啓ける(啓蒙できる)」に違いない。すなわち日本の政治は善くなっていくニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、山(さん)下(か)に出(い)ずる泉は蒙なり。君子以て行いを果たし德を育(やしな)う。

山(艮☶)の下に湧き出る泉(坎☵)が、流れ流れて大河となり大海に至る。君子(立派な人)は、山の下に湧き出る泉が紆余曲折しながら大河に至るように、果敢に事を成し遂げて、己を修め君德を養い育てる。
☆智者といえども、この時ばかりは、策略を考えたり、実行したりすることができない。どの方向に進んで行くのか迷って、蒙昧な行いをしてしまう。知恵が足りないので、困難の中に陥る時だが、必ず免れる道がある。知恵のある人に従えば、険阻坎難から抜け出すことができる。

みかんだニャン。大象伝には「君子(立派な人)は、山の下に湧き出る泉が紆余曲折しながら大河に至るように、果敢に事を成し遂げて、己を修め君德を養い育てる」とあるニャン。高市総理は今の政界では唯一と言ってよい君子(立派な人)だと思われる。ということは「果敢に事を成し遂げて、己を修め」ることができる。すなわち、マロンちゃんと同じく、日本の政治は善くなっていくと思われるニャン。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第五段階の「小さな物語」蒙を啓くトップ
○六五。童(どう)蒙(もう)、吉(きつ)なり。

貴方はトップとしての力量(君德)に欠けている。

自分より格下の位に在る先生(九二)を師と崇めて君德を身に付ける。
☆自分を教え導いてくれる賢者が存在する。謙虚な姿勢で賢者に学べば、遂に青雲に向かって進み行くようになる。誠の心で賢者の教えに従い、違うことがあってはならない。

山水蒙☶☵六五は「蒙を啓くトップ」の物語である。爻辞には「自分より格下の位に在る先生(九二)を師と崇めて君德を身に付ける」とある。マロンちゃんが言っているように先生(九二)は、高市総理のブレーンで特に積極的な財政出動を実現するためには今回ブレーンとして任用されたと伝わるクレディ・アグリコル証券の会田卓司チーフエコノミストに代表される積極財政派のエコノミストである。これらのブレーンの教えを高市総理が完全に理解して財務省と交渉すれば積極財政政策実現が可能になる。そうなれば、日本の政治は善くなっていくに違いない。高島嘉右衛門の占断に「謙虚な姿勢で賢者に学べば、遂に青雲に向かって進み行くようになる」とあるのも日本の政治が善くなっていくことを裏付けている。

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