サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

ネコちゃん占い師の占筮日記292

十月二十一日 火曜日 三十五.火地晋☲☷九四

三時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「今日誕生する予定の高市総理に対する世間の期待」を占筮したところ火地晋☲☷九四が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○晉(しん)は、康(こう)侯(こう)用(もつ)て馬を錫(たてまつ)ること藩(はん)庶(しよ)なり。晝(ちゆう)日(じつ)に三(み)たび接す。

晉は日(離)が地(坤)上に出て、明智・明德(離)で大地(坤)を照らし、大地(坤)はその光と熱を(離)を柔順に受け容れ萬(ばん)物(ぶつ)が生成する時。明德の(無我の境地で下々を思いやる)トップ六五の下、諸(しよ)侯(こう)(地域や部署のリーダー六三)が柔順に国(社会や組織)を治めるので、トップが馬を諸侯(地域や部署のリーダー)に賜り(或いは諸侯が馬をトップに献上して)、諸侯は一日三回もトップを礼(らい)拝(はい)またはトップに拝謁(謁見)するほどまでに出世して、治国平天下を実現する。

マロンだニャン。火地晋☲☷は「治国平天下を実現する」時。これは高市総理に対する世間の期待は大きいということだニャン。卦辞・彖辞に「明德の(無我の境地で下々を思いやる)トップ六五の下、諸(しよ)侯(こう)(地域や部署のリーダー六三)が柔順に国(社会や組織)を治める」とあるのも、世間の期待の大きさを示しているニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、明、地の上に出(い)づるは晉なり。君子以(もつ)て自ら明德を昭(あきら)かにす。
 明るい太陽(離)が地(坤)上に現れ出る。君子(立派な人物)は人(じん)欲(よく)に蔽(おお)われた己の心を磨いて自らの中に潜んでいる明德(無我の境地)を明らかにする。
☆運氣良好、文明は繁栄し、明德と明智を具えた賢人が統治する幸福な社会が到来する。外は華やかだが内側は虚心で謙虚な時である。柔順に文明の賢人に従えば上昇する兆しが見えてくる。

みかんだニャン。大象伝には「明るい太陽(離)が地(坤)上に現れ出る」とある。マロンちゃんの占断と同じく、世間の高市総理に対する期待の大きさを示しているニャン。高島嘉右衛門の占断に「運氣良好、文明は繁栄し、明德と明智を具えた賢人が統治する幸福な社会が到来する」とあるのも、期待の大きさを示している。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第四段階の「小さな物語」上下の間を隔(かく)絶(ぜつ)しようとする
○九四。晉(しん)如(じよ)たり、鼫(せき)鼠(そ)なり。貞(てい)なれども厲(あやう)し。

偉大な明德を備えた六五(トップ)に、柔順な臣下が柔順に従う晉の時にあって、貴方は六五と臣下(部下)の間を隔てようとする不心得者である。不心得者の貴方が大臣(側近・ナンバーツー)の位に居て、柔順な家臣達(下卦三陰の部下)が六五に付き従おうとするのを阻(はば)み、上下の間を隔(かく)絶(ぜつ)しようとしている。国家(社会や組織)運営に欠かせない実力者でもある貴方だが、昼は隠れて夜悪事を働く大(おお)鼠(ねずみ)のように国家(社会や組織)を蝕(むしば)む賊臣(反逆者)である。それゆえ、善いことをしても誰にも評価されず、身を滅ぼして家を喪(うしな)うほど危険な状態に陥る。
☆天子の側近でありながら天子の立場を危うくする存在である。知らず識らずに高慢になって自分の地位が危なくなっていることに気が付かない時。

火地晋☲☷九四は「上下の間を隔(かく)絶(ぜつ)しようとする」者が存在する。これは間違いなく自民党内の反高市派のことだな。爻辞に「不心得者の貴方が大臣の位に居て、柔順な家臣達が六五に付き従おうとするのを阻(はば)み、上下の間を隔(かく)絶(ぜつ)しようとしている」とある。「不心得者の貴方が大臣の位に居て」とは、背後に半高市派がいる小泉さんか林さんのことであろう。高市政権が始まったばかりでは動きようがないだろうから、世間の高市総理に対する期待を阻害することはないだろう。高島嘉右衛門の占断に「天子の側近でありながら天子の立場を危うくする存在」とあるので、高市総理は小泉さんや林さんに対して常に警戒することが求められる。

モバイルバージョンを終了