サイトアイコン わかりやすい易経・易占講座

易経(周易)を読み解く 九六(坎為水 全体)

二九 坎(かん)為(い)水(すい) ‥―‥坎水 ‥―‥坎水
互卦 二七山雷頤  綜卦 同  錯卦 三十離爲火

習坎、有孚。維心亨。行有尚。
○習(しゆう)坎(かん)は孚(まこと)有り。維(こ)れ心(こころ)亨(とお)る。行(ゆ)きて尚(たつと)ばるる有り。
 習(しゆう)坎(かん)は険(けん)阻(そ)艱(かん)難(なん)が重なった時。君子(一陽・九二と九五)が小人(二陰・六三・初六と上六・六四)に挟(はさ)まれて、二(につ)進(ち)も三(さつ)進(ち)も行かないのである。けれども、真ん中(一陽・九二と九五)には至誠の心が充実している。
 険(けん)阻(そ)艱(かん)難(なん)な時に対処するには、何事にも動揺することなく、心(こころ)泰(たい)然(ぜん)と素行自得して、志(天命)を貫徹するしかない。険(けん)阻(そ)艱(かん)難(なん)に畏(い)縮(しゆく)して、じっと止(とど)まっていても何も変わらない。奮い立って果敢に行動するから険(けん)阻(そ)艱(かん)難(なん)を克服し、人から尊敬されるのである。

以下省略。次の書籍をご覧ください。

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